真剣に冗談をしている

into-the-sky2009-04-19


4月1日
 水曜日。日一日と、少しずつ暖まっているような感じ。朝6時の気温は、7℃。朝から、近所である出来事があった。詳しいことは解らない。僕や両親が関わることではないけれど、ちょっと考えさせられることではある。いつか、少しだけ、ここに書くかもしれない。
 今日は、グループ全体のスタッフが集まる日。僕が居る職場で開催することだから、出勤時間も場所も変わらない。もちろん、気持ちも特に変化はない。今の職場に就いてこれだけ時間が経ったのか、とか、一度も人事異動したことがないな、と思うくらい。そういえば、随分と知らないスタッフが増えたようだ。1つの組織として、交流することが大事、という考えが主流のように散見されるけれど、そういう人達と意見を交わすつもりも、情報を共有するつもりもないし、増してや、一致団結なんて考えも、まったくない。そもそも、そういう人達に関心もないし。率直な話、「君は何年続くのか」と、ほんの少し思うくらいだ。
 午後は、職場での定例の会議があって、その後は、昨日の作業の続き。朝から始めたほうが効率的なのだが、昼過ぎまで、意味のないことに時間を取られた、とは、ごく僅かだけオトナになった今の僕は、決して考えないわけである。
 帰宅した夜9時には、8℃以上あった気温が、10時頃には5.2℃まで下がった。強い北風に変わり、雷が1回だけ鳴った。

 昨日の続きのような話になるが、今日は一般論。経営者には、頻繁に部下の話を聞き、そして主張するタイプと、ほとんど聞かず主張しないタイプと二分されると思う。ただ、人のタイプを大別するというよりかは、1人の人でも、両方の時期がある、としたほうが正しい。
 僕は、経営者でもないし、関わる機会もほとんどないので、経営者たる所以は想像の域を出ないけれど、どちらが相応しいか、なんて考えていないし、いずれも、良悪でも相応不相応でもないと思う。しかし、どちらのスタンスが、ラクか、どちらが仕事がやりやすいか、といえば、前者の方では、とは考える。もちろん、したからと言って、すべてを知ることになるわけではないが、話をして解る程度のことであるからこそ、そうした方が効率的だろう。それをしない場合、ほとんどを自らの想像に頼るしかないからだ。



4月2日
 冷え込みはないが、強い風が吹いている。やはり、今年の春は、風の強い日が多いようだ。自宅から徒歩で行く最寄りの駅までは、ほとんどが風下の方向だから、後ろから押されて、面白い。
 出勤して、今日も明日行われるあるイベントのスタンバイ。これはいつもどおりのペース。けれどそれ以外の職場は、全体的に騒がしく、速いスピードで各々の仕事が進行しているようだ。日頃のペースがゆるやか過ぎるからではないか、と思わなくもない。デフォルトの状態が速ければ、全員が同じペースであれば、相対速度はゼロに限りなく等しい漸近線である。夕方には現地に移動しての直接的な準備。夜9時に作業を終えて、一旦職場へ戻り、残務をこなして帰宅。
 そういえば、昨日の両親との朝食時に、「最近、エイプリールフールと言わないね」と母が発言。すると父が「商業とか売り上げに関係ないからでしょ」と返していた。つまり、企業がそれに載せて販売促進させることがないし、結果、マスコミにも話題として登場しない、ということである。
 このような意見は、一昔前までは、どちらかといえば、メタな見方によるもので一般的なものではなかった筈だが、今は、そのような見方、というか、その先の真実が、かなり一般化している。たとえば、相変わらずチョコレートが売れたり、ケーキが売れたりしていて、表面的な現象としては、以前と変わらないわけだが、昔のように、戦略を知らずにノセられているのではなく、今は、ほとんどの人がそれを自覚して、商業主義先行の単なるセレモニーだと解って、あえてノッテいるということであり、背景には大きな違いがある。
 全体が同じ1つのセレモニーに参加するということは、次第に減る傾向にあるわけだから、今までのような盛り上がりのようなものは、今後は徐々に減っていくだろう。毎日チョコレートをあげたりケーキを食べたり、あるいは、見え過ぎたウソをついても、特段、問題ないわけである。




4月3日
 朝6時の気温は、2℃台まで下がった。7℃以上あった都心部の大手町と比べて、5℃程度の差がある。この時期の温度差とは、単位時間だけでも定点的だけもなく、奥行きをもって存在している。実際にはこれに標高も加わるから、まさに3次元的。
 6時前に自宅を車で出た。久しぶりに、途中朝マックによって、一旦職場へ。1人でのんびりとした時間を過ごした。その後は現地に移動。ハイペースな環境への強引的参加が余儀なくされる。もちろん、仕方のないことではある。
 同じ催しを午前と午後に繰り返した。今年は、かなり有名なゲストも登場。夕方前に終了し、夜になって職場に戻った。職場は依然としてハイペース。慌ただしく帰って来たのに、それを感じるということは、やはり、いつもよりかなり速いということだろうか。昨日の続き的、思考。

 近くの国がやろうとしていることに対して、焦って応じている姿勢が伺い知れる。どうも、さまざまな機関が得ている情報が、そのまま公開されていないようだけれど、いずれにしても、やや過剰に反応しているように感じないこともない。もし危険な状況に陥ったら、迎撃ミサイルで撃ち落とす、という報道もあって、そういう装備が整っているのではあれば、静かに撃ち落とせば良いような気がするが。 
 ちなみに、韓国や中国は、巡航ミサイルを既に保有しているのだけれど、それは気にしないのだろうか。真剣に奇妙で不可解な行動をとる国に、真剣に当たり前な対応をしている。この不可解と当たり前の境界条件が、このような事態を生じさせているといっても、間違いではないだろう。観察する限り、もの凄く真面目で真剣な国が冗談半分で飛ばしてみよう、ということに対して、たいして真面目でもない国がそれに真剣に対応し過ぎている、ように見える。珍しく政治の話、してみました。

 この時期特有の雑務をこなして、夜9時過ぎに帰宅。夜は、Macintoshをリスタートしたり、やや久しぶりにブルーレイHDDの中身を整理したり。このところ、映画鑑賞の機会が減っている。まあ、仕方がないことか。11時過ぎにベッドに入った。気がつけば、今日は金曜日。