あ、見ていたんだ、くらい・・・

into-the-sky2009-03-24


3月14日
 もの凄い風の音で、4時頃に一度、目が冷めた。音を気にしながらも寝ていたけれど、長時間の執拗さに、いい加減我慢しきれずに起きた。
 何度か書いているけれど、北西と南西の方向に遮蔽物がほとんどない高台なので、冬の季節風と季節の変わり目に吹く南よりの風の影響を、もろに受ける。一応、外気温度をチェックしたりMacをスリープから立ち上げたりして、いろいろとデータをひろった。越える事を我慢していた高強度の雨雲も、平野に入ってきつつあった。これくらいの強い風雨だと、普段の雨では大丈夫な家でも、雨漏りするだろうなと想像。
 たとえば、大雨によるオーバーフローは、そうなることもその箇所も、あらかじめ十分に解ることなので、大抵の家は対策済みなので問題ない。だが、高い風圧よって、普通入らない所に水が入ったり雨があたったりすると、そこではむしろ浸透しやすい。人が傘をさすのと同じで、強い雨でも大きめの傘で本人が動かないぶんには、ほとんど濡れない。けれど、弱い雨でも風があると、傘をさす意味すらなくなるほど濡れる。当然ながら、家も、やはり、雨よりは風に弱い、ということ。あまり覚醒させないように、静かに体を動かして、20分くらいで、再びベッドに入った。

 いつもの時間の起床。風に加えて雨も強まっている。いつもあたらない場所に風や雨があたると、ある程度は綺麗になるだろうな、と期待しつつ・・・。木々の枝も、大きく揺さぶられている。完全に目を覚まして、着々と活動中の植物達には、いい迷惑だろう。
 体調は、胃腸を中心に以前として悪い。食事が採れないことはないけれど、いつもの半分程度。けれど、この量が、きっと適切な量なのだろうなとは思う。ついつい沢山食べてしまうのが常であって、平均的に体に無理なことをしている筈である。人間は、運動量も体格も年齢も、すべての面において、食べ過ぎなのだ。人間が食事を与える飼い犬も、人と同様、肥満になるわけである。従って、野生の動物達に肥満はない。
 朝食後は、映画鑑賞を2本連続。日本の作品。有名な脚本家が、脚本と監督を担当したもの。バックについている某テレビ局は嫌いだけれど、その本人は面白いと感じていて、たまにエッセイを読むこともある。その後は、観葉植物たちに水をあげて、Macで風と雨のデータをひろって、ベッドに入った。夕方から夜にかけては、再び映画を2本観た。夕食はいつもの1/3。



3月15日
 朝から快晴の日曜日。ベッドから見える空の色は濃く、それだけで、いろいろと行動したくなるような感じ。体調は80パーセントくらいまで回復、したような気がする。実際は、完治しているのかもしれない。
 朝食後は、「刑事コロンボ」を視聴。このところ、1989年に製作された第8シーズンが順位に放送されている。第1シーズンと比べると18年の差がある。ピータフォークは、当然ながら18歳は年老いているわけだが、新旧の映像を見比べても、いずれも違和感はない。元々のキャラクター設定にもよるが、年齢差とよりも本人が持つ、強い個性が勝っている、ということなのだろう。

 掃除を途中で終え、図書館へ。専門書を4冊借りた。20分くらい、閲覧スペースにある、窓側に向いているソファに座り、雑誌を眺めた。この図書館も、やや高台にあって、眺望が良い。多摩川に掛かる大きな橋の先に、東京競馬場が見える。夕方前には散歩に行く予定なので、いつものカフェに寄らず、比較的早めに帰宅。掃除の続きをして、その後は散歩。家の近くの散歩道を、ややゆっくりと歩いた。既に、方々の木々に若葉がついていて、陽が当たっているところは、黄緑色に光り輝いて見えた。強風雨上がりの翌日にしては、西部山地はやや霞んでいる。大陸からの黄砂の影響だろうか。
 散歩道沿いにある、大学の敷地を過ぎた棚田に降りたら、ウグイスの声が聞こえた。このシーズン初。デジカメの動画で、記録した。実はこのデジカメ、先月に続き、先週新たに購入したキャノンの製品。比較して、レンズの口径やマニュアル設定の機能は劣るが、ケータイ並みに小さくHDMI端子がついている。動画専用機だから、と、立て続けに2台も買ってしまった自分に言い聞かせているわけである。およそ1時間30分歩き、帰宅。朝よりも体調は良い。
夕食後は映画を観た。内容はおろか、タイトルもロクに見ないで、適当に予約録画した邦画。「地方の山村」「高校生」「青春」「恋」という、テーマとしては非常に頻度の高いものが題材。しなやかな作品だとは感じたけれど、それ以上のものはなし。


3月16日
 大手町との気温差、およそ4℃。勝手に流れているニュースのレポーターのコメントほど、暖かくはない朝。しっかりと霜もおりている。多摩地方は、弱い西風だと山地からの冷気を降ろすので、冷える。暖かい都心部は、概ね北よりの風だった。空気は白濁していて、山地はほとんど見えない、週明け月曜日。
 いつも通り出勤して、すぐに地下の人になった。今日から4日間は、体を拘束されるような仕事が続く。他に懸案事項を4つほど抱えていて、どういう順位にするか、どう組み入れていくかが、少々の課題。
今日、職場の一角に、無人のコンビニが設置された。おにぎりやサンドイッチ、菓子パンが自動販売機に入って売られている。喜ばしいことに、アイスの自動販売機もある。随分と便利になってしまった。自重しよう。夜は職場に居る若い人数名と会合。夜11時過ぎに帰宅。
 
 世間では、野球の話題で盛り上がっているようだ。これだけ話題になっているということは、何年かに一度の大会なのだろうか。日頃、野球に関心がない人も、気にかけてたり応援したりしているのを見ると、なぜ、そんなに盛り上がれるのか、不思議に思う。日本が勝っても、誰も得をしないし。あ、そうだ、マスコミは得をするのか。得をするために、盛り上げているのだろうな、きっと。これだけ盛り上げているし盛り上がっているのだから、話題の中心になって当然だ、と言わんばかりであるように散見される。若干の失礼というか、強引な十把一絡げである。
 選手は、当然ながら、まずは自分達のために頑張っている。「日本のために」とか「ファンのために」と、いわゆるリップサービスをする。それも完全な嘘ではないとは思うけれど、実際はそういう程、積極的には考えていない筈だ。選手自身が居て、周囲にチームメイトが居る。たまに遠くに居る観客が、ほんの僅かだけ視界に入るというくらいなのでは。テレビの視聴者なんて、ほとんど気にしていないだろう。後になって「あ、見てたんだ」みたいな・・・。