雷、閲覧者レーダ

 昨日25日は、晴れのち雷雨のち晴れ。雷様の洗礼を受けられた方もいらっしゃるのではないか。
 一昨日から残っていた湿った空気、朝方の日射と気温上昇、これに上空5000メートルに氷点下30℃の寒気が到来したのだ。これはもうまさに、「雷様、どうぞ、いらしてくださいませ〜」と言わんばかりの条件。私の職場の周りでは、雹(ひょう)も降ったのだった。もう、サービスいい!
 それまでのマイルドな空気も、私好みのシャキーンとしたメリハリのきいたものへと入れ替わったのだった。
でも、そんなある意味刺激的な天気を体験すると、いつも思うことは、自然の法則(専門的にはきっと自然ではないはず)ってすばらしい!すごい!と思う。すべての気象状況がそれであるように、二つの違った空気を混ぜて、アンバランスを解消しようって動きである。別に誰に頼まれたわけでもなく、すすんでそうするのだ。彼らたちは。
 
 ところで、最近は便利なもので、web上で、雷雨・強度観測情報システムが見られる。これはなかなか優れもので、強雷か弱雷か、雲間雷か対地雷なのか、また、過去にさかのぼって、何分前にどこで落雷があったか・・・などが見られるもの。これからの季節、ぜひ、お勧めしたい。
・・・と率直に言いたいところだが、一つ難点がある。
 それは、見たいと思うときに限って見られなくなってしまうことが多いということ。そう、つまり、私が見たい時=他の人も見たい時、ってわけで、閲覧者が殺到して、サーバーが込み、つながりにくくなるってことらしいのだ。雷雲が都心部に近づけば近づくほど、どんどん表示される速度が落ち、やがて見られなくなる。それはきっと昼間人口が多い都心部での閲覧者の多さが影響しているに違いないからだ。そう考えると、おそらく、雷雨の発生する時間、または、平日が休日かによってもいわゆる“混み具合”が変わる筈だし、雷雲がどこにあるかでもそれは同じになろう。
 ここで、一つ変なことを考え付くと、地域によって、閲覧を必要とする条件が異なるので、ある定数処理をしたうえで、雷レーダーサイト閲覧者数をあたかもそのレーダーと同じように“閲覧者レーダー”みたいに表示すると、それは、雷レーダー自身とほぼ同じものになるのではないか!
 ・・・な〜んて思ったり思わなかったり・・・(笑)