新しい多摩センターへ!!

多摩センターと言えば、東京都稲城市・多摩市から八王子市を中心としたニュータウン事業の中心地。東京都稲城市若葉台地区やその商業環境からみても、それらは大先輩的存在ですよね。しかし時代も平成に入り創設期にくらべて勢いも衰え、ある大規模な商業施設も撤退してしまう等、やや寂しい状態が続いていました。
そんな多摩センター駅前ですが、ここへ来て新たな商業およびその関連施設のちょっとした建設ラッシュとなっています。
その一つ、今回注目するのは、『ワーナー・マイカル・シネマズ 多摩センター』です。
まあ、つまり映画館でして、昨今、シネマコンプレックスシネコン)と呼ばれ、従来の大規模な映画館ではなく、大きめのゆったりとした椅子がやや小さめのスペースに設置られて、同フロアに多数のスクリーンが並設される構造です。また、配給会社の系列に関係なく話題作を上映できる利点もあります。つまりダウンサイジングをしてその分スクリーン数を増やし、見るものを選べるようにされたものですよね。
この事業主体の(株)ワーナー・マイカルの運営する施設は日本全国に44劇場、スクリーン数は338にのぼります。東京都内としては意外にも今回の開館で二つ目だそうです。
計画では、若葉台センター駅前・商業ビルの事業者でお馴染み“新都市センター開発”が、京王・小田急多摩センター駅前の商業施設として既存の、「丘の上パティオ」の施設を建て替え、その北側に隣接する駐車場と併せて新しいショッピングモールを多数設置。そのキーテナントとして8スクリーンを有するシネコンとしてワーナー・マイカル・シネマズが入るとの事です。既に一部施設が取り壊されるなど建設工事が進んでおり、完成は2005年秋との事です。
他地域に比べ若年層がまだまだ多い多摩ニュータウンですから、新しい商業施設と共に、その特性を生かしたものになるようですね。
バブル経済崩壊期から長らく静かに滞っていた多摩ニュータウンですが、ここ数年地域全体としてゆっくりと盛り上がって来ているのは、間違え無いようです。