多摩の戦!!

into-the-sky2004-11-26

写真は開業予定の小田急電鉄多摩線はるひ野駅近くから京王電鉄相模原線方面を撮影したものです。
小田急電鉄では、同多摩線各駅の、五月台・栗平・黒川・小田急永山小田急多摩センターの計五駅で駅舎設備のリフォームを実施するようです。
かなり大規模なもので、周囲の景観にあわせたテーマとして、駅舎の天井をグリーンにする他、インテリア・エクステリアのリフォームを実施。あわせてホームと電車との段差を解消とホーム屋根長の延伸・バリアフリー化等々。このモチーフは既に建設中のはるひ野駅舎にも取り入られており、確かにホームの屋根はグリーンとなっていますね。
2004年10月から既に着工されており、2006年3月竣工の予定で、総工費約42億円だそうです。京王のそれに比べ、小田急のデザインはやや旧態依然としてコンサバでしたから、大分印象が変わるのではないでしょうか。
主体的・自発的な、環境と利用客の利便性に配慮した施策なのでしょうが、12月のダイヤ改正も含め、“対京王電鉄相模原線”を意識されている事は間違えないでしょう。京王線新宿駅京王永山駅を先手を打って大規模リフォームを実施し、今まで多摩地区に対して勝者でい続けている京王電鉄に対して。まあ何れにしても、企業間の切磋琢磨は利用者や沿線住民にとって歓迎されるべき事でしょうから、企業同士の思惑はさて置き、喜ばしい事ですよね。
小田急電鉄が現在施工中の複々線化工事が完成すれば、恐らく多摩センターから新宿までの所要時間も京王電鉄より勝るでしょうから、それが終了するまでの布石ということも言えるでしょう。
利用者の一人としては、両者ともにエールを送ります。