トンネルを抜けるとそこは・・・

into-the-sky2004-11-07

写真は神奈川県麻生区黒川はるひ野の宅地等分譲地内にある、トンネルです。
長さおよそ90メートルあり、近くを走る京王線小田急線を潜るもの・・・ではないんですね。深く考えるといくつか不思議な感じを受けるのです。まずこのトンネルの完成した時期ですが、恐らく今から4年以上前の1999年度の終わりにはすでに存在していたのです。写真からもご覧いただけると思うのですが、汚れも出てきていますよね。はるひ野を“C”型に回る線形の道路のトンネルなのですが、その道路自体はこれもご覧の通り路盤は排水作業も開始されていません。次にこのトンネルの目的なのですが、オープンカット工法(開削構築)で築造されているので、上部をいったん撤収しトンネルを構築後また埋め戻す工法なんです。地形や自然を保護する目的であれば、シールド工法(穴削)で工事される筈なんです。周囲の地形と路床の高さのレベルの問題であれば現地を掘割にして橋梁構造にした方が安価で工期も短縮できますよね。よこやまの道からの連続した公園にする計画であることは解るのですが・・・。
あまり素人が云々しても致しかたないのですが、やや首を傾げてしまいます。他に何か事情があるのでしょうか?あくまでも自然を意識して道路の存在を出したくないと言う配慮であれば、周辺の住民の方々にとって嬉しいことですよね。