淡々と・・・いつか線増。。

京王線連続立体交差事業その2>
当ダイアリの2004/10/20でも触れたように、京王電鉄では調布駅(東京都調布市)付近での立体交差事業が開始されています。
色々調べてみると、その計画内に将来の線増が意識されていることが解ります。線増・・・それはすなわち、複々線化に配慮されていると言うことなんですね。もちろん国や東京都の各審議会での答申や京王電鉄側からの公式な発表はありませんが、“意識”されていることは間違いないようです。東京都の某委員会でも、既存私鉄線の複々線化・連続立体化を推進するとの考えもあるようですから将来の可能性としてはある意味確実なものであるとも言えます。現に複々線化とは表現しないまでも、笹塚から調布までの区間での京王グループによる線路際地の取得箇所も点在してますし、鉄道線附属街路事業用として建築制限がかかっている場所も多いですね。東京都世田谷区内の沿線にあるマンションも、計画用地内は3階建て以内とし、将来取り壊し・撤去が容易な構造となっていることからそれも認識できます。
しかしながら、現状では、あくまでも「将来の可能性として」の域は出ないですし、順番的にも、小田急電鉄の線増→京王電鉄調布駅付近事業の次でしょう。また計画開始から事業完了まで15年〜20年というスパンの話ですから、その恩恵にあやかるのは気が遠くなるほど先の話ですね。
あっさり、国土交通省の運輸政策審議会でその旨の答申が出て、いわば施工命令なるものが指示されればまた違う話になるのでしょうが・・・。