みずからみちびく

into-the-sky2009-05-23


5月7日(木曜日)
 予報が変わるだろうな、と思っていたら、案の定、ほぼ一日雨へと変わった。昨日から引き続き、真剣な雨。
 久しぶりの出勤。しかし、明日から3日間は、再び連休。ただし、明日は出勤するかもしれない。天気も悪いみたいだし。
 先日、職場の同僚何人かとの話。テレビは番組単位で視聴料を払うという時代になる、という意見が多数だった。僕も、その方向に進んでいるとは思うけれど、現在、受信料を払って視聴するかたちになっている公共放送とのすみ分けをどうするか、番組の挟間に流しているスポットCMはどうするか、などの問題があって、すぐには実現しないだろうとは思う。ただ、これは、従来や今後の良悪ではなく、あくまでも、どう変えていくか、という話。いずれにしても、メディアが細分化され、今までのように、大きなどれか1つで広告収入を得ることは難しくなっているわけだから、個々に細かく利用料を徴収していくシステムでしか、生き残れないのは、明確な事実である。
 やはり、これも良悪ではないけれど、少なからず、マスコミが世間のいろいろなシステムを変わるきっかけを作っている、ということは、間違いない。それによって、体制が変わる方向に動き出す、というもの。マスコミによって流される情報は常識的なもの、マスコミの意見というものは一般論、というふうに認識されている傾向にあるからだ。数年前に、ネット系企業によるテレビ局の買収が騒がれた時も、マスコミ自身がそれを「良くないこと、常識的でないこと」と、積極的に導いた。これによって、テレビ局側への同情論が、態勢をしめたわけである。僕は、傍らにいる人間として、その問題の結果に対しては特に意見を持たないけれど、変わるべきことやその方向性の1つを封印したのだろうな、と解釈している。
 何を言いたいのかというと、マスコミ自身が当事者である場合、客観的な視点と自制自助的なメカニズムを強く動作させないと、自らが影響している「世間」から取り残されていくことは必至である、ということ。

 定常的な仕事の後は、いろいろと雑務をこなし、夜10時過ぎに帰宅。結局、明日は休むことに。


5月8日(金曜日)
 昨夜から、ほとんど気温の変化はなくて、ずっと14℃と少し。雨は、よく観察しないと見えないくらいの小さな粒。風もほとんどない。天気の回復というよりかは、一休み、という感じ。今日も、朝になって、「一日雨」という予報に変わった。
 朝食を食べる終わる7時頃からは、激しい雨になった。年間に3度経験するかどうか、というくらいの強さ。15分に一度くらいの頻度で、雷もなった。自宅の周辺は、反時計回りの渦の左側に位置しているようで、南南東の方向から強度の高い雨雲が動いてきている。この調子だと、止み間はあっても、低気圧と寒気塊が通り過ぎるまでは、雨が続くだろう。今日やるつもりでいた、新しい大きな鉢への植え替えは明日に。
 ネットで資料請求をした警備保障会社2つから、資料が届いた。S社からは請求をした翌日、A社からは昨日届いた。このスピートの違いは気にならない。送ってもらった資料を見ても、この2社のサービスや仕組みの違いは解らない。費用は、少々の違いがあるのだが、これも今までの経験からすると、表記の仕方が違うだけで、結果的にはたいした違いにならないような気もする。
結局、ネットを見ても紙の資料を見ても、解らないことがある。調べている対象によっては、解ることはごく僅かである。インターネットの仕組みができて、便利な世の中になったとはいっても、対象までの距離が多少縮まった、あるいは、ほぼ同時に見られるものの数や種類が増した、くらいだろうと、改めて実感することになる。いずれにしても、閲覧できる情報の量は、すでに頭打ちになっていて、今以上に増える、ということはなさそうだ。
 昼過ぎまでは、本を読んだり映画を観たり。夕方前は、母親を誘って、国立にある洋菓子舗「ウエスト」へ。この場所の店は初めて。隣接して配送センターがあって、隣に小さな売店がある。6つを購入。もう少し高くても良いのではないかという、相変わらず上品な味。次回は、クリームチーズケーキを予約して買いに来よう・・。併せてクッキーも買って、車の中で食べながら自宅の近くへ戻った。


5月9日(土曜日)
 昨日とは180度は向きが違うな、と思う天候。朝から、緑を一挙に濃くするような強い陽射しがある。少し残っていた冷たく湿った空気も、朝を過ぎると一掃された。
 朝食後は、映画を1本。その後は、懸案のパキラの鉢 植え替え計画に。2階のベランダに出して開始。しかし、従来の小さな鉢から出そうにも、出ない。よく観察すると、育った根がプラスチックの鉢を外側に押し出すようになっていた。鉢が所々変形していて、土をどかしても、出てくるような状態でないことが解った。親を呼ぼうかと思ったけれど、作業を大げさにしたくなかったので、なんとか自分独りでの作戦を考えた。従来の鉢は安価で長年使っていたので、裁断して中身を出すことに。キリで点々と穴をあけて、間をペンチで切り裂くという方法。この作戦が功を奏し、20分くらいで、パキラのかぶが出てきた。それまで使っていた大きめなバークチップを新しい鉢の底に敷き、新しい土を少し盛ってパキラを置き、古い根を切りながら新しい土を入れていった。8分目くらいで土がなくなったので、作業を中断した。エバーフレッシュも外にだしてあげて、霧吹きをしながら、2時間くらい外の風にあてた。
 副音声に、監督自らの解説が入っている映画の作品2本を観た。ストーリーの進行やシーン・出演者に併せて、それに関わるエピソードを語るというもの。美術監督も同様に語っている。本編を製作してからおよそ5年くらいは経っているらしく、ザックバランな本音に近いものが聞かれる。その後は、特殊効果の担当者が語りながらのメイキング映像の作品も観た。当然ながら苦労や裏話のようなことも語られているわけだが、それよりも、製作に携わったスタッフが、どこに面白さをおき、何を目的としていたか、何に対して配慮をしていたのかが解るし、それに興味がある。
 夕方は散歩に出た。1時間30分くらい。今日はあえて、車の通行が多い街道沿いを歩いた。ニュータウンの中のバイパス道路ができるまでは、交通の要所だったのだろう。どの建物も街道の際まで出ていたが、それでも最近は、少しずつセットバックをしたり、建物自体が無くなったりしている箇所が増えた。拡幅の計画があるようだ。