束縛ゆえの思考

into-the-sky2007-11-09

 職場の地下から上がる階段からは、空が見える。周囲の壁だけでも地上の光りだけでもなく、いきなり上に抜けている。かなりメリハリが効いているわけである。そこには、普段見ているときとは違う、明らかな意識をもった色であり光りがある。自由だからこそ感じるものもあれば、何らかの拘束を受けた不自由な環境からも、見え、そして、感じられるものもある。
 人は、常に自由に憧れ、束縛を嫌う傾向にあるけれど、閉鎖された環境から垣間見られるものは、その存在感が大きいし、一時的に開放されたときだからこそ観察され認識できるものは、勢いを持つ。自分がそれまでしてきたことや、それまでの環境における意義に対して、価値を決めるものは、そこから抜け出たときの、観察力や思考力になるだろう。ありていに言えば、それがなければ、自由さえ、それを感じとることは、難しい。

 ・・・と、いかにも、ブラインドモードに相応しいみたいなことを書いてみましたが、それとこれとは、一切関係無し。ブラインドモードとは、静止している状況ではなく、むしろ、その逆。「誰か、止めてくれ」みたいな感じなのであります。
  気がつけば11月。気がつけば冬。気がつけば、アップルコンピュータからは、マイナーチェンジした新しいMacintoshのOSが発売に。いつバージョンアップをしようかと、自分に策略をかけています(笑)。まあ、どうでしょう。年末にはしそうな気配を、冬の訪れとともに感じる、今日この頃。
 今年に入り、手帳を買っていません。一応、メモ代わりのものは持って、会議のときは、それに書き込んでいるのですが、予定は書き込まず。今までは、大きなシステム手帳や電子手帳を、それぞれを飽きては交換するように使ってきましたけれど、いずれにしても入力が面倒で、止めたしだい。もちろん、テレビに出ているようなタレントの名前よありは、比べようもなく覚えられるのですが、困るのは、打ち合わせをして、日程を決めるとき。他の方々は、手帳とニラメッコをして、記入していますけれど、僕はそれができない。ムチャクチャ暇な人間なのか、ムチャクチャやる気がないのか、どちらかに見られているのではないかと、極めて勝手に推測。手帳がないと困る仕事には、微々に憧れなくもないような気がしなくもない、と言えなくもないような、あるような・・・。