新しいスタートを間近に!

into-the-sky2006-03-07

この写真前にも見たとお思いになるでしょう。実は、ほぼ同じアングルからの写真は、id:into-the-sky:20041010に続き第二弾なんですね。
京王電鉄では今年の一月から二月に掛けて、二編成計20両の新型車両が導入されたようです。
色々と調べたところ、京王電鉄電車両は東急車輛製造株式会社と日本車両製造株式会社の二社だそうで、今回の車両は、愛知県豊川市にある日本車両製造株式会社製なんですね。京王電鉄の車両は軌道間長が異なるため、JR線をそのまま走行できないとの事。仮の台車の上に納入車両を乗載して、遠路遥々、名古屋から神奈川県川崎市川崎貨物駅まで運搬輸送されたのだそうです。それからはid:into-the-sky:20041010でも紹介させていただいたように、保土ヶ谷バイパス国道16号を通り、北野から野猿街道多摩ニュータウン通りと経て東京都稲城市若葉台にある、京王電鉄若葉台検車区まで搬送されます。
写真は、一月末に搬入された時のものでして、駅付近から大型のクレーンアームが二本見えたので、その翌日撮影したものです。
id:into-the-sky:20041010と画像をよく見比べると、窓という窓が、随分と黒く見えますよね。撮影時のコントラストやアイリスの違い以上に不気味な程黒っぽく見えるので、調べたところ、今回の納入車両は、全面グリーンガラス仕様に変更になったとの事。このグリーンガラスは、紫外線を約9割カットする効果の他、日射透過率を下げ断熱性能を高める効果もあるんですね。他に側面のLED式行き先表示機も、従来の光源二色混合のものから、マルチカラー方式のものへと変更されているよう。他にも若干の変更点があるとのことです。
京王グループのWEBサイトによると、当該車両の二編成は、形式初の東京都交通局都営地下鉄新宿線へと乗り入れされるとの表記がありました。それを見ると「え?乗り入れてなかった?」と意外に感じましたが、確かに新線新宿行や本八幡行の同形式の姿は見たことないんですよね。
当該車両は三月中より営業開始となるようです。
年度終わりの三月とは、新旧の交代の時期でもありますよね。偶然その時期と一致したのだと思われますが、何か、人間社会の、ある会社の年度末の風景を見ているようで、思わず、「頑張ってね!」と声を掛けたくなりました。