はるひ野を正しく美しく!・・・?

into-the-sky2005-04-05

右の写真を見ると、一瞬「どこ?」と思う方も多いのではないでしょうか。実は私自身も自分で撮影しておいてその後時間が経過し冷静に見ると、「どこだっけ?」と思ってしまいました。これは川崎市麻生区黒川はるひ野地区に通る小田急電鉄多摩線を跨ぐ黒川柳橋の南寄りの場所から既存の住宅地を撮影したものです。
人間は専ら視覚の世界においては、ほとんどの場合“物体”の大きさを他の物や近接している物との対比によって認識させています。従って地平線付近の太陽や月を大きく感じているのは、むしろそれが正しい認識なのであって、天空高くあるそれらを小さいと感じるのは近くに対比し得る物が無い二次元的な視覚要素なので間違った認識をしていると言う訳なんですね。
一方、“街”の認識はどのようになされるかと言うと、ランドマーク的構造物や施設等を認識対象の近くに置いてそれを達成しています。つまり我々が右のようなおよそ街の特定する要素が少ないものを初見した時、それがどこであるのかを正しく認識できない事が多い訳です。この事から視覚的情報を正しく受け止め認識するには、他との対比や位置関係が欠かせない要素となると言えます。従って右の写真で言えば撮影地点より若干手前方向にある黒川柳橋の欄干を入れるアングルやサイズにすると、解りやすい写真になるんですね。自分が理解しているだけでこのような写真を説明写真として使用すると、第三者に対しては随分不適切なものになってしまうんです。私も投稿して見返した後その失敗に気づくことが多く、気が付いている方は少ないとは思いますが、実は地味にこっそり写真を差し替えています。(笑)
ところで、はるひ野地区を話題とさせていただくとき、黒川はるひ野地区と書いたり、単に黒川と書いたり区画整理事業名で書いたり街区番号で書いたりと、まちまちで読みづらいものになってしまっているのですが、これには少々理由があります。
住民の方はご存知な筈ですが、当該地区は今年度中に町名・番地変更が行われる予定です。住所表示は、川崎市麻生区はるひ野・丁番号ですね。現在の小田急電鉄多摩線はるひ野駅の住所表示は“川崎市麻生区黒川字谷ツ1021番1”。改正前の地方自治法による旧来の“字”表示です。事業名としてははるひ野地区、住所は黒川。なので現在のところは黒川はるひ野地区と書く事にしています。字の地番範囲に広くまた、市販の地図等に掲載されていない事が多いため、詳細な場所を指定した内容にしたい時は、事業名や街区番号としています。
まとまりが無く長文になって・・・
これは仕方ないので勘弁していただきまして〜〜。(笑)