キンモクセイは私の人生!?!?

この時期になると住宅街はキンモクセイの香りでいっぱいですね。
稲城市若葉台の新興住宅街では木が成熟していないか植えている家が少ないのかあまり香りませんが、お隣の多摩市聖ヶ丘の住宅街では、歩いていても絶え間なく良い匂いを実感できます。
キンモクセイの存在とそれが花であることを知らない子供達は、「トイレの匂い〜」と言いながら通学していたりしますが、我々成人でも一瞬、それを連想してしまいますね。人間の経験観念とはすごい!って思ってしまいます。
木犀(よく俳句の季語で使われますね)科の種で、元来中国が原産で白い花を付ける銀木犀が主種のようですが香りが弱いせいか、派生種の“金木犀”の方が有名です。ちょうど秋口九月終わりから10月中旬にかけてオレンジ色の綺麗な花を咲かせその香りを楽しめるのですが、秋雨前線・低気圧・台風の影響で風雨の強い事が多いこの時期、あっけなく散ってしまいます。
この良い香りを感じると、「もう、今年も終わりに近いんだ〜。」と己の歳を重ねる人生のスピードを痛感してしまい・・・。キンモクセイのように、あっけなく散らなければ良いのですが・・・。