復活したのか?

into-the-sky2010-01-26

 先週は、家の工事作業がいくつか。2階のベランダに、ヒノキのスノコが全面に強いてあるのですけれど、これが部分的に腐り始めていたのです。通常、特に手入れをしなくとも、10年近くは大丈夫らしいですが、どうやら、病気を持っていた木を材料としていた(つまりハズレ・・か)ものが含まれていたらしく、それが朽ちてしまったのですね。留まるトコロ知らず、ドンドン進行してきたので、部分的にではなく、全面張り替えということになったわけです。危ないしね〜、仕方ない。他は、鉄部の再塗装。最近新築したワリには、デザイナの欲求で、鉄部材の塗装部分が多い。アルミと違って、それなりに質感、というか重厚感?は出るのですけれど、その分、メンテナンスにはコストがかかる。うーん、・・・といった感じ。そんなこんなで、金曜日から3連休にして、工事に立ち会っています。これを書いている火曜日には、すでに塗装などの作業は完了して、明日27日に、スノコを貼るみたい。

 およそ3年ほど続けて書いていた日記(ブログ自体は、5年程度)は、昨年の12月31日に終了していたのです。これは、予定通り。投稿も、確か、昨年の10月前にストップしていた筈。年が明けてからは、1週間に一度、大まかに記録する程度にしています。そして今回、満を持しての(持してないか)投稿開始、となったみたい(人ごと)。

 実は、今週末から、僕としては初めての、本格的なブログを書くことに。一般に向けて公開するけれど、いわゆるオフィシャルブログなので、アドレスはここには掲げない。どういうことを書いているのかも、具体的には一切書きません。これを見ている数人の方には、アドレスも含めて告知させていただくつもり。当座、ブログの投稿期間は、5月くらいまで。その後は、今は決まっていません。ただ、これは、完全に仕事としてやることなので、毎日投稿。今日、担当者からのデザインの提示があって、了承。まあ、典型的なブログデザインです。なかなか、コッテいて、関係者に感謝。

日食にモリガール (〜7/26)

7月20日(月曜日)
 比較的、乾燥している暑さ。それでも25.2℃。たまに陽射しもあるが、たまに小雨も降る、という天候。雨の蒸発も早いみたいだ。
 連休2日目。この後の期間に向けての休み貯め。朝食後は、映画を観た。アメリカのSFもの。もちろん、見始めて、初めて解ったこと。このジャンルの映画を観るとき、大抵、力学的なセンスが気になる。特に、重力の作用が弱い空間での作用反作用とか、気圧の高低差による物の動きなど。それが現実からかけ離れている場合、観るのをやめる。そのような、たとえば宇宙空間でのリアルさが、SF映画の醍醐味だと感じるからだ。アニメでもCG 混じりの実写でも、それは同じである。それらがしっかりと描写されていないのであれば、地上での、車や地下鉄が勢い良く横転する姿を見ているほうが面白い。
 昼過ぎは、再び映画を1本。季節がらなのか、ホラー(ミステリーかな)映画が2本録画されていたが、そのうちの1本。まあ、10年に1作品くらいは見ても良いかな、と感じるもの。僕は、もともと、血が見られない。この作品も、所々、視界を手で塞いで見た。その後も、気分転換のために、さらに映画鑑賞。今度は、コミカルなジャンルの邦画。見終わってからは、扇風機2台を出して掃除。それらの合間をぬって、考え事をいろいろと。夕方過ぎは、両親と姉の家族との会食を2時間程度。帰宅して、今日4本目の映画を観た。夜見た週間予報では、依然として、梅雨最中の模様。


7月21日(火曜日)
 昨日より雲が厚く、空気も湿っている。たまに雨粒も落ちてくる。外の木々は、もう、雨には動じない、と思うような貫禄がある。冬に向けた余生を過ごしているのだろう。
 朝食後は、やや久しぶりの刑事コロンボ。このところの放送話は、最終期に近い作品だけあって、いろいろと志向を変えたテイストが多い。ネットで調べると、1995年の作品。僕は前の会社で仕事をしている頃だ。そう考えると、そんな最近まで製作されていたのか、と思う。けれども実は、最終話は、2003年製作である。
 昼前は、南大沢のアウトレットへ買い物。半年ぶりになる、目的を持った、真剣な買い物。結構な量を購入したけれど、あらかじめ決めていたものばかりなので、迷うことはなく30分くらいで終了。同行していた親と待ち合わせをして、一度買った物を車に置きにいったあと、スターバックスで軽い昼食。日本に登場して間もない2年間くらいは、毎日のようにスターバックスに通っていたが、最近では、数ヶ月に一度くらいしか行かない。飽きたわけではなく、自宅用にコーヒーメーカーを買って回数が減り、エスプレッソマシーンを買って、さらに店に行かなくなった。意外にも費用対効果を気にする人間らしい。ドライブがでら、少し遠回りをして夕方前に帰宅。
 夕食後は、再び映画。その後は、ネットでHelloluluの製品をいろいろと。比較的好みのデザインだが、品数も出回っている量もあまり多くないのが残念。



7月22日(水曜日)
 定常的な仕事がない日だったが、暇でもない一日。他の部署からCFの手直しを依頼され、担当する人へお願いしました。「明日くらいまでに」と言っていたのですが、仕事が速い。1時間くらいで完成して、グループ内の他の事務所にマスターを届けました。ちょうど良いタイミングで、職場が関係しているアニメの試写会に参加。30分くらいで帰るつもりで、一番後ろで立って観ていたのですが、これが予想以上に面白い作品で、結局、同じ場所に立ったまま、最後まで観てしまいました(笑)。それほど目新しいテイストでも内容でもないですが、なかなか秀逸でした。それが夜8時頃に終わり、上の事務所にいるI氏とK氏と、急遽会合へ。2次会の新宿にある中華料理店にも。辛くて美味しい。
日食も、曇り空から少し。ちょうど、雲がNDの役目をしていて、見やすかったです。
 さて、今日からまた口調を変えて・・・。



7月23日(木曜日)
 仕事に関係することで、最近「モリガール」なんていう言葉を聞きました。知らなかった。言葉自体を聞いたこともなし。若い人に聞いたら、「森が似合いそうな女性」とのことだそうで、しかしそう言われても意味不明(笑)。 じゃあ、林は駄目なのか、とか、草原は駄目?芝は?なんて考えたらきっと、オジサンなのでしょうか。同じように「山が似合う・・」なんて言われると、登山靴にデイパックかな。「樹海が似合う・・」なんて言うと、かなりダークでしょう。「沼が似合う・・」といえば、ホラー的感覚も。「宇宙が似合う・・」なんて言うと、ちょっと馬鹿にしているような感覚になるな〜。「地球に似合う・・」だと、どことなくシュール。「ドンキ(お店ね)が似合いそうな・・」というのが、個人的にはオススメなんだけど。具体的にどんなファッションなのかは、依然として不明であります。
 仕事は、準備の準備の準備みたいな内容。来年2月プロジェクト(勝手に命名)も、同時に進行中。目標、2.5億円に近づきつつあって、順調。


7月24日(金曜日)
 電車の中で、携帯電話の使い方に関して、親が子供に怒っている姿を見かけました。外で子供に怒っている親の姿を見ると、安心してしまう人って結構沢山居るものと想像されます。昔に比べれば・・とか最近の世の中は・・とは言いたくない人間ですけれど、確かに、子供を叱る親の姿は、減っている傾向にあるみたい。全校集会時の校長が、生徒に「並んでくれてありがとう」なんて言ってしまう時代であります(しみじみ)。
 しかし、「子供に携帯電話を持たせるべきではない」「学校持ち込み禁止」なんて、どこかの知事が言ったりしていますね。たとえば拳銃のように法律によって明確に所持が禁止されているものでなければ、ハサミとかカッターのようにごく単純な道具の1つに過ぎません。危険だから、という理由であれば、文房具店から、姿を消すものは多いでしょう。要するに、正しい使い方を大人が教えてあげれば良いことなのです。大人は良いけれど子供は駄目、という理由は、特に今の子供達には通用しないでしょう。しかも、使用制限の設定すれば危険は回避できますし、居所が解るというもの凄く便利な機能もあるわけですしね。問題点は、そうではない部分に、具体的かつ身近に、そして明確に存在しているのです。今時になっても迷惑メールが沢山来る、なんてお嘆きのお父様お母様が、「こんな不健全なものは駄目だ」という発想になるのではないか、と想像しますが、違いますか。


7月25日(土曜日)
 今日明日は、営業的な仕事。これが多いというのが、今年の夏の特徴です。
仕事の関係で、メールの環境について、いろいろと模索中。一応、職場PCへのメールは、外でも自宅でも見られるような環境にはなっているのですが、どうも、利便性と即応性に関しては、不完全なのです。職場のサーバーがハングすると、メールもwebも一挙に見られなくなる、というのは、フェイルセーフは働いていないしね。日頃持ち歩いている携帯(iPhone)で簡単に見られるというのが理想なのですが、業務用のメールアドレスを個人的なものに変更する、というのもいかがなものか、と思うし・・・。Gmailが最有力候補なのですが、相手もGmailかPC環境がないと、その利便性も半減くらいにはなってしまうのかな、などと考えたり。職場全体がGmailに移行してくれるのが理想なのですが。しかし、iPhoneも、メール受信は、厳粛な中で行われる(携帯ほど教えてくれないの意)しな・・・。この辺りは、日本とアメリカの文化の違いでしょうか。メールに依存し過ぎないというか、気がつかなきゃそれまで、みたいなね。メールを受けられないと困るという環境を、携帯電話は持たないのでしょう。
 そういえば、MacMailは、グリーティングカードのメール機能が充実していて、3クリックで画像付きの簡単に華やかなメールが作成できます。日本では、グリーティングカード・・つまりhtml形式での送信は非常識みたいな慣習がありますね。これ、結構、日本独自の考え方で、アメリカは半分以上がhtml形式での送受信なのです。web先進国の韓国は、8割以上。サイズが大きくなるとかウイルス感染の可能性が高まる、なんて言われているわけですが、けれども、ブロードバンドがこれだけ普及していて、大勢がネットで動画を見る時代になっているのに、その理由も適当ではないでしょう。何だか、自称「ネット専門家」達が、勝手に言い合わせているだけのような気も。うーん、どうでしょうか。


7月26日(日曜日)
 出勤の日曜日です。最近では珍しく雨でない朝。6時頃にベッドを出て、いつもの支度。たまに思うことですが、この朝の支度って、もう少しコンピューターというかITというか、近代的な道具が入り込む余地がありますね。技術的には可能なのにそのような環境になっていない、という意味ですけれど。たとえば、2分おきに時間を読み上げてくれるとか、今日の予定を教えてくれるとか、電車の遅延状況を教えてくれるとか、今日の洋服とか、洗濯物の量とか、「この洗剤が少なくなっています」とか「冷蔵庫にハーゲンダッツが入っていません」とかね。こちらからアクションを起こさないと情報がもたらされないというのは、今の時代の道具としては未成熟だと思います。まあ、あと数年もすれば、そうなっていくと推測されますが。そんなことを考えながらの電車中です。

捜査会議みたいな・・(〜8/2)

7月27日(月曜日)
 さて、引き続いて今日も仕事。電車内は普段よりも空いていて、快い。それに比例するように、ダイヤの遅延量も減っています。世間はすっかり夏休みなのですね。いろいろと定常的な仕事をこなして、夕方。前職の会社のT氏が来校。関わる業務に関して、説明会を。その後に2人で会合も、なんていう雰囲気もあったのですが、説明会が予想よりもオシて、次回に。変わりに先輩のS氏と2人で会合。夜半過ぎに帰宅。今週は、夜の会合が4連続にはなるでしょう。
 この頃は、映画鑑賞も減っているし、読書もできていません。朝夕の帰宅時は、ほとんど考え事に充てられています。アタマニスキマガナイみたい。この状況、この先2週間は続くでしょう。しかし、この状況、好きでもないですが、そう悪くもないですね。もの凄く暇、という環境よりかは、健全で良好。


7月28日(火曜日)
 仕事はいつもの火曜日通り。考え事と仕事の多さで、少しだけセーブモードになっています。とは言っても、元来、仕事で無理をするタイプではないので、日頃をたとえば「10」とすると「9」にしているくらい。周囲に常に仕事の愚痴をこぼしたり、体調が悪くなるくらいの忙しさだったり、またそれが真実だとすれば、その環境を変える、つまり、職を変えた方が良い、というのが、持論です。頻繁に「給料が安い」と言ったり「給料が安いからそれなりの仕事を・・」なんて考えているのだったら、それも同様でしょう。文句があって、実質的にそれを是正しようと思わないのであれば、そのような環境に自分が甘んじている、と考えるべきですね。しかしこれは、誰かを卑下するものではなくて、そう考えた方が自分にとって良好な環境を築きやすい、という程度のこと。何かを付加してこそ、平均や一般が維持される、と自分に言い聞かせていたりします。「無難にこなす」というのは、現状維持ではなく、マイナスに作用することが多いので、注意しましょう。
 今夜も、あるスタッフと反省会。明日も打ち上げがある、と解っているにも関わらず(苦笑)。ハーゲンダッツが不足気味な、今日この頃です。


7月29日(水曜日)
 1つの区切りの日。ただ、先週の連休のせいで、すでに気持ちは、夏モードになっています。スイッチは「緩」ではなく、むしろ逆の「急」とか「外」です。寝ている時間以外は、ずっと仕事に関する何らかのことを考えている、そんな最近。誰とも、ほとんど口をききません(笑)。そうだな、アニメの描写だと、頭の上にフキダシが6つは、並んでいるでしょう。定常的な仕事を終えた後は、一件会議があって、その後は、仕事の打ち上げ。2次会は、いつもの3名。深夜2時頃帰宅。


7月30日(木曜日)
 今日から、仕事は夏モード。といっても、スタッフのコスチュームがアロハシャツに短パンとか、エアコンOFFとか、ビールジョッキを・・・とか、そいうことではありません。具体的には、ここを読んでいる人の想像に任せたい所存でございます。
 しかし、蒸し暑い毎日。夏はいつ、なんて思っていると、そろそろ、昼間が短くなります。そういえば、天候のせいか、今年はセミが少ない。まだ、数える程しかセミの声を聞きません。大好きなヒグラシも声を出している筈ですが、その時間に自宅に居ないので解らず。親は、セミの少なさを気にしているようですが、晴れの日が続けば、一斉に地上に出てくるでしょう。
 そして、来週から1週間ほど続く巨大イベント2つのスタンバイも今日から開始(心の中でね)。午前中は11時まで、仕事を1つ終えて、職場の車で幕張へ。10周年を迎える巨大フェスティバルの全体会議がありました。各ボジション各役割のチーフクラスの人間が200人くらい集まりました。いわゆるスーツにネクタイという人は、行政と会場側の方々数人のみで、その他大勢は、いわゆるギョーカイっぽい服装。強面の方も多数、比較的ハデな感じの女性も数名。一般の人が見ると、「なんだ?」と思うでしょうね。ちなみに配布される概要書は、100ページくらいはありますし、関係する図面も、15種類くらい。アルバイトも含めると、スタッフだけで数千人居るそうです。
 会議の雰囲気は、「踊る大・・・」に数回登場する、捜査会議みたい。前に主催者の方々が数名、こちら側に向かって座り、それを効く多数の関係者という構図。主旨は、「裏方スタッフであっても、お客様への対応は丁寧に」「お客様あるいはスタッフに怪我がないように」「スタッフの健康管理を十分に」というもの。このもの凄い常識さや平常さが、他のフェスティバルとの色合いを異にしている部分でしょう。改めて大切さを認識したしだい。
 職場に戻り、今期の打ち上げに参加。遅れて参加する者の宿命で、全員の前で一言を求められました。「個人的なことですが」と前置きをした上で、もの凄く個人的なことを話ました。解る人には解る、と言う内容。酔っていたわけではありません。衝動的に・・ね。それが終わった後は、雑務を少しだけこなしました。夜半頃に帰宅。


7月31日(金曜日)
 さて、今日も出勤して、早速イベントの準備です。進捗率は、40パーセント。毎年この頃になると、「忙しそうですね」とか「大変ですね」なんて言われるのですけれど、忙しくはないですね。それぞれの仕事がオーバーラップし始めると、大変にはなりますけれど、所詮、体と頭は1つしかないわけですから、限界頭打ちになって、できる事しかできなくなる。もの凄く当たりまえの話を書いていますけれど、どんな仕事でも、それを越える忙しさというのは、本来、存在しえないですね。もし、もの凄く忙しい人が居れば、きっと、それはそう装っていると見て、間違いないでしょう。これ以上、仕事をしたくない、という意思表示か、要領の悪さのアピールですね。・・と自分を棚に上げて、ラー油してみました。
 午前中に定例の会議を1つ。その後は再びスタンバイモード。夜8時前までに今日の作業を終了。先輩S氏より、会合のお誘いを受けました。今週結局、平日は毎晩の5レンチャン。一晩の量をかなり減らしています。仕事も沢山控えているので。真面目な社会人ですね(当然か)。


8月1日(土曜日)
 ずっと梅雨末期のような天候が続いています。自分の周囲を見渡すと、懸案事項ばかり。職場の机の上も、資料やら資料やら資料やらで、足の踏み場、いや、手を置く場もありません。ということで、面積を必要とする場合は、向かい側の空き机を利用しています。今、Macは「秋机」なんて変換をしましたけれど、ちょっと、叙情的。そういえば、最近「センチメンタル」って言わないですね。今の若い人には、通じないんじゃないでしょうか。抽象的な表現というのは、何となく死語になりつつあるのかな、というのが僕の主観です。
 今日と明日は、営業的な仕事が職場で行われているため、来週から再来週にかけての大きなイベントの準備は、水面下で。進捗率50パーセント。スタンバイの場所も地下にあるので、文字通り。007の映画に出てくるような、隠し工房というか、怪しい研究室、というか。
 夕方過ぎに職場を出て、美容室へ。ペースとしては、1週間ほど早いですが、今日を逃すと当分行けません。担当の美容師の女性には、今日もいろいろと質問されました。自分の仕事を明言していないので、僕からの断片情報だけだと、かなりワケノワカラン職となっていることでしょう(笑)。まあしかし、仕事とはいえ、閉店間際の時間でも、笑顔を絶やさない仕事というのも、感心しますね。多少は見習わないと・・・。夜8時過ぎに帰宅。


8月2日(日曜日)
 MacBook Proを、最近バッテリーで使用することが増えています。まあ、これが本来の使い方なのですけれど。そして、その残量を時間で表示してくれるように頼んであるので、たとえば(7:18)のように、見せてくれます。これが、当然のことながら、時間と共に減ったり増えたりしています。もちろん、減る傾向にはあるのですが、CPUへの負荷のかかり具合などによって、常に細かく訂正されていく。これが何とも健気で愛おしい。使い方によっては、8時間14分とか定格以上の残時間を表示することも。つぶさに観察していると、おおよその傾向が解るので、それも面白い。低燃費を心がけるようになるわけです。そう、プリウスも、燃費消費率みたいなものが表示されますね。気がつくと、高級車も徐々に表示する車種が増えてきています。すべての車が、細かく解りやすい消費率を表示するようになれば、いわゆるエコに繋がるでしょう。ガソリンの価格もリアルタイムに加味して、たとえば、今の運転だと「1280円かかってます」みたいに見せると、もっと効果的。知らぬが仏というか(逆か)、知ることで意識も変わるし考え方も大きく換わる、というのが人間の性(さが)です。あと、スピードや周囲の状況を加味して、「危険度〜パーセント」とか「生存率〜パーセント」なんていうのも、交通事故防止に役立つでしょうか。ちょっとダークかな・・・。
 日曜日の一般的な仕事の裏で、今後の仕事のスタンバイを続けています。進捗率55パーセント。けれど、早めに切り上げて、夕方に帰宅。

忙しくはない日々(〜8/9)

into-the-sky2009-09-12


8月3日(月曜日)
 25℃を少しだけ割っていて、どちらかというと涼しい朝。さすがにこれだけ睡眠時間が少ない日が続くと、朝の目覚めは地獄のようです(笑)。今年の8月は、土日ともに仕事が入っている日がほとんど、というのが特徴。平日も仕事、土日も仕事なので、結局休みがなくなる、という、なんとも当たりまえの話。最近では7月23日に休んで、次の休みは10日後ですから・・・。まあ、宜しいでしょう。イタクモカユクモありません。家の掃除が滞るということくらい。それも、朝早くとか夜遅くにできるしね。どんな環境でも、やるかやらないか、です。
 今週から来週にかけての外の仕事のために、スタンバイをしている専用のスペースがあります。もう先週の木曜日から始めているのですが、なぜが、今年は、なかなかそこに行けない。行く気になれない・・とか、目に見えない重圧が・・などとそんな情緒的な話ではなくて、デスクに座っての仕事が山積になっていて、それで降りられないのです。今年はこの傾向が強くて、自分でもやや不思議。今まで溜め込んでいたわけでもないし、環境が大きく変わったわけでもないのだけどな〜。スタンバイの進捗率、65パーセント。


8月4日(火曜日)
 職場内での、やや大きめなイベントの日。夜8時過ぎには、6日から9日までのバックステージパス(リストバンドパス)を、某所まで貰いに行きました。今年のものは、一段と紙っぽくなくなり、やや上質感が増したみたい。ま、どうでも良いこと書いてみました。その場所で、多少雑談をしたりのんびりしたりしていたら、既に11時を過ぎてしまい・・・。
 帰宅して寝る前に、ブルーレイの中身の整理。70GBほど容量を捻出しました。購入してから1年以上経ちますけれど、不具合は1度ももなし。ブルーレイに移した映画も、随分と本数が増えてきたので、どうしようか、というところ。スカパーe2は、8月で一度解約するでしょう。WOWOW復活の兆しも。チャンネルが沢山選択できても、やはり、見るチャンネルは2つくらいに限られるようですね。これ、結構一般的なことかと想像しますが、いかがでしょう。


8月5日(水曜日)
 いやしかし、最近、日記をアップできていない。書いてはいるのですけれどね。1ヶ月半くらいは遅れているのかな(詳細解らず)。アップする前に推敲していますが、もう、既に、懐かしい感も。短文ながらも、毎日のように投稿している人をごく稀に見ると、頭が上がる気持ちです。下がるのじゃなくてね。
 今日は、明日からのフェスの最終準備。午前中に調整と点検をしてバラシ。僕は、電車で3駅ほどのグループの事務所に行き、用事を済ませ、本拠地に戻りました。午後からトラックとワゴンに分けて積み込み。それを観察する傍ら、他の仕事をこなしたり、関係各所にメールをしたり、書類を作成したりと、マルチタスク。こう書くと格好が良いかも知れませんが、そもそもメモリをあまり積んでいないので、結構大変(笑)。夜は、再び、少し離れたブループ内の職場に行って、用事を済ませて、明日からの作業に関わる買い物をして職場に戻り、結局、夜半過ぎ。職場の車で帰宅しました。深夜1時過ぎに就寝。明日は、6時過ぎに出勤して、幕張に向かう予定。


8月6日(木曜日)
 さて、朝から千葉の幕張です。巨大フェスティバルのスタンバイ日。8時に搬入開始。といっても、中のステージや設営・テント割は、既に昨日までに終えられていて、今日搬入するのは、我々、テレビ収録や映像・音響・照明系の業者と、フードコートの店舗のスタッフ。一般の人が居ない日なので、担当するステージまでトラックとワゴンを入れて、機材や資材を降ろすわけです。
 朝から詳細を書くと、かなりな量になるのですが、公開しているわけでもないし一般的でないので、具体的な記述は避けておきましょう。傍ら的なことを書けば、主催者側からも、スポンサードリンクが配られますが、我々は、自前で、およそ140リットルのミネラルウオーターを持ち込み、専用のサーバーで飲めるようにしています。それも、数時間で3本があきます。準備日はエアコンが作動しないので、相当暑い。僕にとっても、一年でもっとも汗をかく週間。我々は、こうした仕事が年に数えるほどしかないですが、年中、このような環境で仕事をしている人がいらっしゃることを考えると、もう、ホントに凄いですね。特に僕は暑がりの寒がり人間なので、これ以上の感服はありません。1時間45分で、全員が例外なく作業を止め、15分以上の休憩をとらせる。朝、入って、ベースなどの位置決めをした後は、これを仕切ることくらいが、僕の仕事なのであります(苦笑)。
 次の仕事や他の仕事などのために、MacBPを持ってきたのですが、無線LANになかなか接続できず・・・。ただ、一瞬だけネットに繋がっただけ。それ以降もまったく繋がらないところを見ると、むしろ、正しく認証しないで繋がったことの方が不思議。それもこれも、十把一絡げに無線LANだしネットなのでしょうか。
 合間を縫って打合せを何件かこなし、夜10時に作業は終了。隣のホテルにチェック員して、共に携わるスタッフの、I氏・S氏・K氏と、T氏SK氏KW氏と共に、反省会。この人数が飲食店でなしにどこで反省会をしたのかは、内緒にしておきましょう。


8月7日(金曜日)
 幕張での巨大フェスティバル、本番一日目。10年記念で今年は三日間なのです。実は、昨年の関係者だけの打ち上げパーティの時に、「来年は10周年ということで三日間・・・」という発表があって、その時は、会場からドヨメキが起きました(笑)。ほとんどの関係者が、格好良く言うと「携わる誇りがある」というか、「ヤリガイがある」と感じていらっしゃる方々の集合体ですから、まさにウレシイヒメイといか、感慨も悲喜こもごもだったわけです。あれから、ほぼ一年。早いものだな〜(しみじみ)。あっという間に、瞬く間に(大げさ)今日を迎えました。
 昨日まで比較的マッタリとしていたスタッフの雰囲気も、今日は一転している様子。先日も書きましたけれど、主催者もその代表者も、会場側も自治体も、口を揃えて言うことは、「怪我のないように」「お客様の安全を配慮して」なのであります。一般の方々にしてみれば、やや意外と思うところもあるものと想像しますが。お客様を迎えるということで、組織の名に恥じないようにしようとか、スタッフの健康管理に配慮しなければ・・・というのが、開場時の決心みたいなものですね。そして、傍ら的な事をあえて書けば、空調が効くということだけで、俄然一段とやる気が出てきます。
 ということで、一日目は無事にソツなく終了。我々が受け持つのは23時までで、その時報と共に、他の業者の方へ引き継ぎます。テレビ放送ではないので、それほどシビアではないですけれど、僕は携帯電話で時報を聞いて、時間ジャストでボタンを切り替えました。この合図で、責任の所在が移行する、という1つの儀式になるのです。その業者の方、少し手間取っていたようですが、こちらでフォローすることはなく、見守ってオシマイ。
 隣のホテルですが、あえて少し離れたコンビニに立ち寄って、Uタウン。ホテルの中のコンビニは、めちゃくちゃ混んでいるからです。部屋で、同僚と反省会。飲食を伴いながら、謹んで省みるのですよ。ただ呑んでいるだけとワケが違います。きっと・・・。


8月8日(土曜日)
 今日も、目覚ましが鳴る前に起床。にも関わらず、何が大変かと言えば、アラームの設定を解除すること。時間差で、3つの携帯に4つずつの設定、部屋の時計にモーニングコールと、およそ14個の設定を解除するので、結構面倒なのです(笑)。起きた後の目覚ましアラームって、何となくハラガタチませんか? 同僚のI氏を起こして、部屋を出ました。そう、泊まっている部屋が、ちょうど会場側のバックヤードに面していて、もの凄い数のスタッフが会場に入っていくのが見られます。綺麗に着飾ったコンパニオン風の女性から全身黒のスタッフ、警備関係者や作業員風の人達まで、まさに老若男女問わず。スタッフだけで、数千人いるそうです。
 8時に会場に入り、スタンバイ作業。電源も一晩中投入し続けているので、チェックと動作確認だけして、コーヒータイム。ちょっと死語でしょうか。今日、僕が具体的に担当する仕事は夕方までないので、それまでは若いスタッフにいろいろと指示を出したり、広い会場内を散策したり、お客様を観察したり、というような行動。ただ、次のイベントの準備や、他の仕事もしなければならないので、合間をぬって、MacBPに向かって作業。メールを送らなければならないのですが、依然として、無線LANには接続できず・・・。便利なようで不便利、近代的なようで不近代、とまあ、若干の虚しさも。
 23時に、他の業者に引き渡して、この日の仕事は終わり。昨日と同じメンバーで、部屋で反省会。2時前に就寝。


8月9日(日曜日)
 幕張での巨大フェス、本番3日目。ホテルと会場は、道路を挟んで隣同士で、移動時間も10分とかからないのですが、もの凄く遠い気持ち。電車などの移動時間があっても、つまりは何もしないで立ったり座ったりしているだけなので、経過時間のわりに、遠いという感覚は持たないのですね。ただ、この場所のように、視覚的(物理的)に近いと、歩く時間だけが際立つ。そのギャップが遠いと感じさせるわけです。なんて書いていますけれど、書いているほど分析なんかしていません(笑)。手首に付けているリストバンドパスは、1つだけなのにも関わらず鬱陶しいです(苦笑)。
 開場に向けて、昨日と同じ準備。あまり詳しくは書けませんけれど、客入れと共に始めて、終わるまで絶対にやり続けなければならない作業があって、これが、少しだけ緊張します。実際にやるのは機材で、僕ではありませんけれど。
 やはり、最終日だけあって、お客様は多い。開場して10分ほどで、ドコモカシコモ人だらけになりました。僕は「今日はどんなアーティストのステージがあるのかな」という、何とも失礼な認識しか持ちませんけれど、お客様の顔を見ていると、真剣です。
 実質的な作業が昼前に始まって、途中にブランクを挟みながら夜まで続くという、同じパターンの3日目。何をしても、昨日までの倍は、お客様が集まっているという印象。夕方過ぎの最後のイベントがもの凄く多客で、安全管理にもの凄く気を遣いました。表立って安全管理という立場ではないのですが、もう、そんなこと関係なく、スタッフ総出です。このフェスとイベント、4年目にして初めて、途中である決断をしました。まあ、具体的には書かないでおきましょう。この時代、とかく安全側の配慮が優先されます。
 最後のお客様が退場して、本格的な撤収を開始。既に時間は夜10時前。スタッフを電車のある時間に返さなければならないので、怒号の時間の始まりです(大げさ)。車両の搬入を待って、大半のスタッフを帰宅させ、年寄りが活躍する時間。ここからは、立場に関係なく、働きます。偉そうに聞こえるかも知れませんが、管理とか責任者とか言っておきながら、このために居るみたいな・・・(苦笑)。結構、まだ、重たい物が運べるものだな、なんて思ったり。夜半過ぎに幕張を出て職場へ。2時頃にタクシーで帰宅。

水で切断する(〜7/5)

6月29日(月曜日)
 西よりの風が、やや強く吹いている。朝6時の気温も、既に、22.7℃もある。空気はやや乾燥していて、それほど不快感はない。
 今の職場に就いてから、初めての仕事の多さ。平常の3倍程度にはなっているだろう(当社製品と比較)。マルチタスクを切り替えられているから、忙しさは感じないけれど、常に他の別の何かを考えていなければならないので、頭は暇にならない(当社調べ)。
 いつもの月曜日的仕事を終えた後、雑務をいくつかこなして、10時前に帰宅。
 今夜は、仕方なく、書類作りの仕事を、自宅で済ませた。家に仕事を持ち帰らない主義ではあるけれど、1人で暗く静かな場所でやった方が、効率が良いこともある、と言い聞かせながら。実際にも、そういうことは多いだろう。結局、30分で約1500文字を書いて、その作業は完了。一晩寝かせて、明日推敲。世の中の流れは、あまり知らず。何かが起きているのだろうか。定常的に、あまり関心もないけれど。




6月30日(火曜日)
 静かであり、柔らかな朝。けれど、相変わらず湿度が高くで、少し蒸し暑い。20.6℃。植物には、嬉しい天候が続いている。
 いくつかのプロジェクトや懸案事項を抱えていて、マルチタスクな日々。それらが物理的、あるいは時間的に重ならないように、高速で切り替える、というイメージ。こう書くと大げさで凄いことをしているような印象だが、それほどではない。ただ、重なると、各々の仕事は中途半端なものになるし、精神的にも負担になるので、そうならないようには心がけている、ということ。
 平日の帰宅は、このところ常に夜10時前。帰宅してのんびりと映画を観たり、音楽を聴いたりということが、ほとんどできない。あ、そうか、夜、焼き鳥屋での会合をしなければ、もう少し時間を捻出できるのか。・・・ということで、今晩も、いつもの上司と焼き鳥屋へ。深夜2時頃帰宅。




7月1日(水曜日)
 特に今年は、日が進むのが速く感じる。2ヶ月くらい前に歳を越した印象だったが、もう、半年が経ったわけだ。風がほとんどなくて、外に見えるものは、一切動かない。21.3℃の朝。
 職場では、昨日とほぼ同じ動き。夕方は、ある業者の方と打合せ。例の2月プロジェクトについて。他に、数ヶ月前に依頼していた、実物の大型ズームレンズのカットモデルが、到着。水に、ダイヤモンドの粉を混ぜて切断した、とのこと。担当の方には、誠に感謝である。このレンズの話は、明日。
 このところ、パキラが、始まって以来の落葉をしている。1つの葉が大きいので、周りの床全体が、落ちた葉に覆われている感じ。まだ、落ちる葉がありそうなので、そのまま放っている。その分、今シーズン3回目の新しい芽も沢山出している。何だか、もう、一挙に脱皮するくらいの勢いを感じる。恐らく、鉢替えした影響だろう。この2ヶ月くらいで、半分以上の葉が、新しい鉢での新しい葉へと入れ替わるだろう。もの凄いパワーである。
 MacBook Proも、AirMacEtremeも、まったく問題なし。ブラウザのsafariもほぼ同時にバージョンアップしたから、むしろ、有線LANの時より、高速になった印象。特に、MacBook Proは、動作全体が、もの凄く速い。スリープ状態から液晶を開けると、1秒程度でOSが立ち上がり、1秒程度でネットに接続され、1秒程度でアプリケーションが完全に立ち上がる。トータル3秒程度で使えるようになる。デザインも速度も、パソコンという感じがしない。
 いろいろと思慮の上、購入したiWorkを、MacBook Proにインストール。今夜も映画は観られず。11時過ぎに就寝。





7月2日(木曜日)
 北よりの風が、やや強く吹く朝。昨日よりは少しだけ風が冷たい。弱い雨の中に、時折、大きな雨粒が混じっている。梅雨らしい天候が続いている。この調子だと、今年の夏は、夏らしい天候になるだろう。教科書的な季節がすすむ。


 レンズカットの話。
 実は、この夢、というか、希望は、6年くらい前に遡る。あるレンズメーカーの工場を視察したとき、展示スペースに、カットモデルが置いてあった。特性的に、レンズの中身は、ほぼ密閉構造なので、メンテナンスを頼んでも、それは見られない。もちろん、光学構造は理解しているわけだが、実際のメカニズムを目にする機会というのは、一生のうち1回あるかないかである。だから、そのカットモデルを目にしたときは、感動したわけである。
 その後、自分で、安いビデオカメラのレンズ部分を分解してみたけれど、修理を前提としないデザインになっていて、レンズ自体は取り出せたが、メカは、残らなかった。そこで、放送用の大型レンズのカットモデルが欲しい、と考え始めたのである。
 しかし、展示用のカットモデルは、そのために作られたものであって、それはかなりな高額なもので、注文できない。そこで、本物のレンズをカットしてもらおう、という発想になった。同じ職場で仕事をしている某氏から、レンズをカットしても良いという話をいただいたので、4月頃に、レンズのある販売代理店の方に、「このレンズを、水カッターか何かで切れませんか」という提案をした。今まで、そういう経験があるだろうと思って、軽く話しをしてみたが、その会社はおろか、日本で今までにしたことがないようだ、という返答だった。いろいろと調べてもらい、レンズを水で切断してくれる工場を探してくれた。とにかく、今までに実績がないので、上手くいくかどうか解らず、結局、その代理店で保管していた旧型のレンズを、試し切りすることになった。それが上手くできたので、昨日見せてもらい、そのまま頂戴することになったのである。
 実際に使用していたレンズのカットは、日本初の珍しいことなようなので、そのうち、ネットに公開されるだろう。




7月3日(金曜日)
 暑くも涼しくもない朝が続いている。6時の気温は、20.5℃。ただ、湿度が高い分、空気に重さを感じる。一見、雨は降っていないようだけれど、家を出ると、高原の霧雨がある。
 グループの職場全体での研修会があって、午前中は、若いスタッフのシフトに代わりに入った。午後は、僕がその研修へ。3時間ほどの内容。営業的なビジネスマナーの話。全体的には、常日頃、当たり前のようにしていることや、習うまでもなく、各々が考えれば自然にそのようになるだろう、という内容ではあったけれど、その意味を知ることができたり、誇張して書けば、多少眼から鱗的なものもあった。自分がしていることの確認作業という意味では、かなり効果的なもの。比較的長い時間の研修だったが、退屈もしなかった。
 その後の夕方は、グループの他の職場へ行って、いろいろと用事を済ませた。いろいろと精力的に、あるいは若干社交的に上下関係なくコミュニケーションをとっている自分を客観的に見ると、あたかも、この先、出生したいと、貪欲に考えている人のように観察される。周囲にも、それに近い印象を与えていることになるのだろう。しかし、当の本人に、そのような気持ちがない、というところが、滑稽と感じる。自分の仕事がしやすい環境を作るために行動すれば、誰でもそうなる筈だが。
 一度いつもの職場に戻り、再びグループの他の職場へ。そこで待ち合わせをして、会合。今夜は4人。そのうちの1人は、かなりな上役な人。いろいろと、面白い話を伺った。深夜の2時過ぎにお開きになり、タクシーで帰宅。
 家の近くの最後の信号を曲がると、濃い霧が立ちこめていた。周囲に森や木々が多いせいだろう。暖かく湿った空気が、木々の間を通り抜けると、白く目に見える空気へと変わるわけである。森の奥は、南側に下る斜面になっているので、湿った南よりの風が吹く、初夏や早秋に多い現象。



7月4日(土曜日)
 雨は降らず、やや涼しい朝。白い空の照度は高く、天気の良い日中を、多少予感させる。夏の虫の声は、まだ聞かれず。
 昼過ぎに出勤して、若干の営業活動。夕方退勤して、帰宅。明るい時間の帰宅は、それだけで気持ちが良い。体に良いことをしているような気がする。あくまでも、気がするだけだが。
 夕食後は、まだ見ていなかった先週放送の刑事コロンボを観た。1話分の貯金ができた、と思っていたら、今週は野球中継で放送がなし。上手くできているというか、なんというか。
 野球中継には、感心がないばかりか、迷惑とまで感じる。これは、今までの人生で一度も変わりないこと。見たいと思ったことも、目にして面白いと思ったことも、ない。通常の番組を放送せずに野球中継に変わってしまうのが、不思議でたまらなかったのだ。子供の頃も、テレビでの話題の量ほど、周囲に野球が好きな人がいるとは感じなかったし。
 最近では、テレビでの野球中継の視聴率が低迷しているらしいが、これもやはり、元来の自然な様子になりつつある、ということかと散見される。趣味や志向が影響するスポーツ中継は、家族で一台のテレビを見なくなった時点で、視聴率がとれなくなるジャンルだろう。稀に、いわゆるスーパースターのような選手が出てくると、それを目当てに少々見る、というくらいなのでは。そもそも中継放送自体に、手間とコストがかかっているから、今後さらに減るだろう。ジャンルに関わらず、従来、家族や友人達と見ていたような番組は、同様にその数を減らしていく傾向にあるのは、明らかだ。



7月5日(日曜日)
 20℃と少しの朝。都心部よりは3℃くらい低いようだ。空は一面に白いけれど、空気は白濁せずに、比較的軽い。
 2週間ぶりの休日。気分的には、1ヶ月ぶりの休みのよう。朝食後は、映画を観た。有名な女優が主演だったらしいが、名前は知らず。確かに、過去に何度か見たことがあるかもしれない。例によって、内容を見ずに適当に予約していた作品。アメリカのいわゆるラブストーリーだった。最初の15分くらいで、終わりが解ったが、それは気にならず。最後まで見ると、途中、10分くらいのシーケンスが2回に渡ってカットされたのではないか、というふうな印象。面白かったけれど。
 その後は、AirMacEtremeを購入して使わなくなっていたAirMacExpressを、iTunes用に設定する作業。別付けのスピーカを用意していない、MacBook Proから、ワイヤレスでステレオコンポに送信し、そのスピーカから音を流そうという目論み。15分くらいで設定か完了。AirMacEtremeのネットワークにぶら下げる設定にしたら、iMacでも使えるようになっていた。そんな便利になってもな・・・という気持ち、である。
 その後も、いつもの休日スケジュール。洗濯をしたり掃除をしたり、観葉植物の手入れをしたり。夕方は図書館へ。あまり読んだり眺めたりする時間がないので、やや少なめに。帰宅して夕食の時間まで掃除の続き。夕食後は、さらに掃除の続きをして、洗濯も。いつもの休日よりボリュームが大きいのは、先行的掃除し溜め洗濯し溜め作戦のため。映画を1本。比較的メジャーな作品。妙に、充実しているような気がする、日曜日の夜。
 明日は朝から雨の予報だが、寝る前、Macが置いてあるガラス製のデスクには、月が綺麗に映っている。

少々の変化は求める(〜7/12)

7月6日(月曜日)
 朝6時の気温21.4℃。家を出ると、それに合わせたように途端に雨が降り出した。普通だったら鬱陶しいが、蒸し暑さにやや冷たいアクセントになって、かえって良いかも。
 出勤して、まず、メールチェック。2件のリプライ。その後は、定常的な仕事の合間を縫って、書類の作成、そしてメールのリプライ。再び、定常的な仕事に戻り、それが1つ済んだら、メールチェックをして、また、リプライ。書類を完成させて次の定常的な仕事、そしてメールのリプライ。夕方過ぎは、少々の打合せ、そしてメールのリプライ。その後は、若い人達と打合せ。シフトを作り、書類を作り、メールチェックをしてリプライ。職場にいる間中、その繰り返し。結局、今日だけで、16件のリプライ。一般企業と比べると少ないほうだろうとは思うけれど。代表を勤めるプロジェクトの他、2つのプロジェクトに参加。結果、3つの会議体。その他にも、他の企業とのある業務の窓口、8月に控えている大きなイベント、その後に続く業務、9月のイベントとその後に続く業務、それらに関わる準備・・・。年末のイベントも2つ受けることに。今年の仕事納めは、12月23日。と、たまにはやや具体的に記しておこう。夜に入って、ある業者の方に、ある機材のマニュアルを送るように依頼。具体的には、一切書けない。
 日記の投稿は、もう、どれくらいの期間か解らないくらい、滞っている。恐らく、今週中には投稿できるだろう。随分とタイムラグがあるので、1週間ごとをまとめてするつもり。最近は、文字数も少なめにしているし。何度か書いているが、日記自体は、毎日、書いている。
 夜10時前に帰宅してから、音楽を聴きながら、いろいろと調べもの。ついでに、アマゾンでMac関連の雑誌とMacBook Proのキーボードカバーを注文。明日中には、職場に届くだろう。窓の外からの月明かりは、湿気でぼんやりしながらも、明るく眩しい。



7月7日(火曜日)
 22.2の朝。風も弱く、静かに涼しい朝。けれど、9時を過ぎたあたりから、南風が強まりだして、陽射しが出てきた。空気はやや湿っているが、膨らみが感じられて、それほど不快ではない。
 いつもの火曜日の仕事。これが、あと3回ほど続く。このところ、火曜日と水曜日の夕方は、綿密な打合せになることが多い。しかしこの打合せは、若い人達が中心で、僕は少し離れたところで見ていて、多少、アドバイスをするだけ。
 仕事が終わった夜8時過ぎは、ある先輩といつもの焼き鳥屋へ。このところ、頻繁に夜の行動を共にしている人。店の人に案内されたら、隣のテーブルで、職場の人やその関係者が、すでに会合を開いていた。軽く挨拶を交わして、2人でいろいろと話をした。毎週、あるいは週に2回、一緒に呑んでいるにも関わらず、話すことは沢山ある。内容は、よくある下品なものではなく、仕事のことやメディアのこと、そして趣味に関連することなど。もの凄く真面目な会合ではないか、というのが、客観的な観察事項である。
 夜半を過ぎたあたりから、隣のテーブルとの境界がなくなり、やはり、いろいろな話をした。1時過ぎに同時にお開きになり、隣のテーブルに居たある上司と3人で、次の店へ。遅い時間なので、1時間だけ、と決めて入店したが、結局、出たのは、4時前。既に東の空は明るくなっている。これだけ夜更かししたのは、久しぶり。帰宅して、届いていたMacBook Pro用のキーボードカバーを付けて、日記を15分くらい。5時前にベッドに入った。



7月8日(水曜日)
 弱い雨が降る朝。生暖かい南よりの風が強い。気温は25.1℃。ベッドから出て、すぐにエアコンの電源を入れた。睡眠時間が少なかったせいか、目で見えるものは全体的に、白が高め。ペデスタル10パーセントくらい(解る人少数)。
 出勤して、いつもの水曜日。日中にかけても、外では雨が降ったり止んだり薄日が差したり、を繰り返しているようだ。前線の南側になったときに、多く見られる天候。月曜日から木曜日まで、仕事をしている大半の時間を、地下のエアコンが強めに効いている場所で過ごしているので、地上の増してや天候なんて、ほとんど関係ない。この時期は、こういう環境の仕事に就いて良かった、と思うことができる。
 世間では、いつ解散するのか、というのがテーマになっているらしい。その先がどうなるか、という議論ではなく、いつ選挙があるのか、という懸念が先行するのは、選挙自体が近づいているからなのだろう。まあ、いずれにしても、結果的には今という環境を選んだ人が比較多かったからこそ、今がある、ということは確かなことかと散見される。どこかに持っている囁かな期待のようなものを捨てきれない選択、その末に現在がある、ということ。それはすなわち、ある程度の少々の変化は求めながらも、大きな変化は望まないという、人間的というか日本人的な考え方によるものだろうか。
 一般的に、職場や会社組織という環境でも、同じようなメカニズムを持っていて、比較的変わることを望む人が多い時期と、比較的変わることを望まない人が多い時期とが、繰り返されている。ただ、変わる先にある目標というよりかは、変わり方に問題があるとされることが多く、目的論ではなく方法論によって、その周期の出現が左右されている傾向にあるだろう。本来の目標は二義的三義的なものとされ、そうであるなら変わらない方が宜しい、ということになる。そもそも、変わることの方がエネルギーを必要とするので、面倒なことに巻き込まれるよりかは、変わらぬことへの安定性がより求められる、そうした意思が比較優位になるわけだ。
 ただ、それがスムーズに行われているとき、人は、変わっていることを強く意識することが少ない。それができるかどうかが、指導者や組織のトップに立つ人の技量ということになるのだろう。「いろいろと挑戦的に変えていて指導力がある」と言われ、それがもてはやされることが多いのだけれど、「あまり変えているように見えない」人の方に指導力があるのは明らかである。変えることより、変えていることのほうが大事であることは、言うまでもない。



7月9日(木曜日)
 風はほとんどない。朝である、ということ感じない明るさ。気温は24.7℃。履歴を見ると、ギリギリ熱帯夜ではなかったようだ。夜、雨が降ったようで、路面が濡れている。空気を乾燥させる材料は、どこにも残されていない。
 職場への電車の中で、iPhoneでメモをとっていたら、「う」と打つと、「牛角若葉台店」と変換することに気がついた。そのような変換を選択したこともないし、そもそも、もう何年も牛角に行っていないし。微笑ましいというか不思議というか。多摩川の河川敷には、足場が組まれたり、仮設の階段が設置されたりしている。調布の多摩川花火大会が迫っているようだ。いつ開催されるのか知らず。自宅からそう遠くない場所で開催されたり、1分ほど歩くと見える花火大会があったり、と、比較的花火大会鑑賞的環境であるものの、実際にそれができたことは、極めて少ない。
 出勤して、今日も定常的な仕事の合間に、メールをチェックしたりリプライをしたり、の繰り返し。ちなみに、6月は、およそ120件のメールを受け、100件ほどのリプライ。今月は、それを上回るだろう。ブラインドタッチをできるようにしていて良かった、と思う、今日この頃である。
 気圧配置を見ると、やはり今年は教科書的なこの時期の形になっている。そろそろ、西日本では大雨の被害がでてしまうのではないだろうか。先週まで南岸でくすぶっていた梅雨前線は、日本海に上がることが多くなった。このペースであれば、平年並みかその数日後には、一見、梅雨明けしたような天候になるだろう。今年も、一番暑い時期を、屋外で堪能することはない。まあ、したいとも思わないけれど。
 夜には、頼んでいた例のマニュアルが届いた。今回は、1つの機材についてだけなのだが、
 全部で1500ページある。これから、数ヶ月かけて、少しずつ見ていくつもり。




7月10日(金曜日)
 朝から南よりの風が強い。6時の時点で、気温は既に、27℃を越えている。風があるので、蒸し暑さはそれほどでもない。このシーズン初めての、真剣な夏、という感じ。
 午前中に、別の職場において、ある委員会の会議が入っていたけれど、ほぼ同じ時間のいつもの職場で、業者の方への対応をしなくてはならず、仕方なく欠席。土壇場までスケジュールを調整したが、社外の相手への対応を優先せざるをえない。
 予定よりも早く業者の方が来訪。気を遣っていただき、早めに来てくれたようだ。配慮に感謝。1時間程度、いろいろと話をした。例の2月のプロジェクトに関わる内容。午後は、思考を切り替えて、8月の大きな仕事の準備。スタッフを決めたりシフトを作ったり、昨年の同じ仕事の時に撮影した画像をチェックして、いろいろと考え事。宿泊を伴う仕事なので、旅行代理店の方とも話をした。こちらも、いろいろと協力していただいている。代表者のような、いわゆる仕切る仕事とは、こうした雑多な仕事をこなすことが、その大部分を占める。1つの事に専念する、という仕事の奨め方はできない。どちらが、やっていて楽しいのか、と問われれば、明らかに後者である、とは思う。ただ、どちらをより沢山したいか、という判断材料とは、基本的に関係のないこと。
 夕方は、再び切り替えて、2月プロの打合せ。朝とは違う業者の方を招いて、関係各社のスタッフとの、いろいろな話。初めて会う人達だったので、初めのうちは大人しく静かにしていたけれど、そのうち、積極的に話だす。これが、ここ数年の僕のスタンダード。比較的、強引な交渉をさせていただいた。その後は、残務をこなして、夜9時過ぎに帰宅。



7月11日(土曜日)
 昨日の南よりの風に変わって、よわい北よりの風。気温は22.5℃。昨日の朝が暑かっただけに、随分と涼しく静かな朝だ、と感じられる。休日の土曜日。
 朝食後は、映画を1本。このタイトルを知らない人はいない、というくらいの有名な作品。その後は、Macで音楽を鳴らしながら、ベッドの上で雑誌を眺め見した。活動的な休日は、来週の後の連休まで残しておこう、と割り切って、家でのんびりと過ごした。昼過ぎは、さらに映画を1本。30年前に流行った映画のリメイク。この手の映画にありがちなことだけれど、別のタイトルにした方が、その分だけでも、面白く見られるような気がする。タイトルが同じ、というだけで、以前との対比をするし、以前以上の期待をするからだ。 当時の印象は越えられないので、相対的に、面白くない映画、ということになる。既に知名度があることで、宣伝にかけるコストは落とせるだろうが、知名度という基盤があると、その時点で、既にハードルも高い位置にある、というわけである。
 夕方前は、久しぶりに、日記を投稿した。およそ一ヶ月ぶり。投稿した内容は、およそ2ヶ月前のものになっている。少しだけそれを読んでみると、まだ、インフルエンザの話題が書かれていて、ノスタルジー。他に、「生きがい」なんて書かれているけれど、特に、この頃、病んでいたわけではない。珍しく、「結婚」だなんて書かれているではないか。自分の日記の感想を書いても仕方ないけれど、たった2ヶ月前、ということだけで、随分と客観的になる。
 夕食の前は、再び映画を1本。その後、3ヶ月ぶりに、ある人にメッセージを送信。いろいろな合間をぬって、例のマニュアルを少しだけ見た。


7月12日(日曜日)
 ほとんど風向きを感じないけれど、薄らと、西よりの風が吹いているようだ。山脈を吹き降りてくる風で、涼しい朝。21.2℃。昨日に引き続き、空気はやや乾燥している。
 日曜日の出勤。夕方に一度帰宅して、両親と共に、選挙の投票へ。乾燥している日の自宅周辺は、陽が傾くと、積極的な涼しい風が吹く。都心部よりも、3℃くらいは気温が低いだろう。今日の夕方もその傾向。小学校の、大きく開けた敷地から見る空は、秋のような薄い雲に、小さな積雲が混じっている。気持ちの良い夕方。
 夕食後、刑事コロンボを観た。今回は珍しく、初めに犯人や犯行の一部始終が提示される倒叙型ではなく、犯人が最後に解る推理型。コロンボが所属している警察署のオフィスや、同僚達が沢山登場することも、富豪や豪邸が登場しない、という設定も、同様に珍しい。吹き替えの影響も多少あるかとは思うが、新しい作品ほど、全体的には明るいテイストになっているようだ。古い作品の方がコロンボらしくて良い、というようなことが書かれているWEBサイトもあるようだけれど、僕は、どちらでも良い。少なくとも、半永久的に変わらないテイストだったら、68話も続かなかっただろう。
 夜10時を過ぎて、一瞬だけテレビの開票速報を見た。予想通りの結果で推移していたので、すぐにテレビを消して、音楽鑑賞。寝る前に、ネットで中古の本を3冊注文した。初版から8年程度しか経過していないが、既に店頭に並はないし、新品は手に入らない、本。小説とそれ以外の本とで、発行部数が大きく違うし絶版までの期間も違う。小説がその分売れているということではなく、それ以外の本が、特に売れていないということだろう。11時過ぎに就寝。

停電でも焼き鳥(〜7/19)

into-the-sky2009-08-18


7月13日(月曜日)
 22.0℃。体を動かさないでいると、ちょうど良い天候。週間予報を見ると、平均的には、曇り時々晴れベースの天気になっている。気圧配置を見ると、梅雨前線は、日本海まで押し上げられている。これが7月の終わりから8月の初めの天候だったら、「梅雨明けしたとみられる」と発表されるだろう。
 今日もMacBook Proをカバンに入れての出勤。今日で3回目。例の2月プロに関して、大まかに300点、細かくは500点以上の機器・機材数があり、それを個々にチェックする必要があるので、職場の内外問わず、有効。頻繁にある打合せに紙を沢山持参しなくても済むのが良い。たまたま、時期が重なっているだけで、そのために最速の仕様にさらに高速化するカスタマイズまでしてMacBook Proを購入したわけではない。そもそもは、まったく違う所に理由がある。ちょっと気の毒な感じ。だから、スコブる快適なヤツ、と賞賛しておこう。
 いつものように出勤して、午後は、かなりな上司と、ある事に関して1時間ほど話をした。かなり乱暴に分ければ、ある程度予測していたこと3/4、まったく予測できなかったこと1/4、という印象。前者に関しては、比較的容易に対応できるが、後者に関しては、対応のしようがない。どういう内容だったかは、100枚くらいオブラートに包んで、50キロメートルくらい遠回しにして、今後ここに書くかもしれない、という可能性が25パーセントに達するかどうか、という気がするでもしないでもないような・・・。極めて真剣な話ではある。
 職場を届け先にしていた本3冊のうちの1冊が、早くも到着。新品時の定価よりも安い中古本の買い物だったが、まるで新品同様だった。文庫サイズであるにも関わらず、600ページ以上もある、分厚い本。
 トラブルでかなり遅延していたが、いつもの私鉄線は、比較的順調に運行。平常時よりも、所要時間は短かった。帰宅してメッセージのリプライをして、音楽を聴いて就寝。


7月14日(火曜日)
 ベッドから出た直後は、まだ、涼しい空気が流れていたが、少し時間が経つと、強い陽射しで、思い切り気温が上がった。昨日よりも、さらに雲が少ない。白濁した重さを感じる空気ではなく、夏らしい、突き抜けるような空気。これが8月12日だったら、梅雨明け後の真夏である(しつこい)。
 そうこうしているうちに、「梅雨明けしたと思われる」という発表が出た。随分と思い切りが良いなと思う。確かに梅雨前線は押し上がってはいるけれど、関東地方にとっては、北上した前線の遥か南側というよりかは、弱まった前線の下、というのが正しい。週間予報も、向こう6日間はずっと晴れベースになっているものの、次の前線の南下振動によっては、梅雨らしい天候に逆戻りするだろう。その時の雨の量や期間によっては、修正されるか、そのまま押し切られるか、という選択になるのでは。
 いつもの火曜日仕事を終えてから、会合の誘いを受けたので、ある上司と共にタクシーで15分くらいの店に向かった。その後、ある巨大繁華街の近くの中華料理店に移動。僅かに4人の我々に、12人用の大きな円卓を用意してくれた。まだ、火曜日だということもあって、その繁華街の前の通りは、人が少ない。深夜1時過ぎに帰宅。



7月15日(水曜日)
 やや弱いながらも、陽射しが照りつけている朝。気温も25℃以上あって、夏が始まってしまったという感。憂鬱な日々が、1ヶ月くらいは続くだろうか。早朝からラジオ体操をして、早々に汗をかいていた子供の頃が、懐かしい。大した意味も理解できずに、強制的に体操をさせられる、あの不快感は、今でも明確に覚えている。夏休みの読書感想文、冬休みの書き初めと同様、子供の頃に強く感じていた、七不思議の1つ。実際には7つに収まらないわけだが。
 仕事をしていて感じることは、自分に対する誤解である。これは能力の評価ではなく、どういう人間なのか、ということ。もちろん、それをしている、つまり、その手段を選択しているのはあくまでも自分自身なので、それらは、自分がしていることではない、とか、それらが不本意だ、とも思わない。けれど、様々なことを考えて、その都度、適した態度やあるべき姿のようなものを想像しながら選択しているのであって、そこに本来の自分らしさがどの程度加味されているのか、といえば、1/5程度かそれ以下になっているのだろうな、とは推測される。
 だから、たとえば、ある1つの事に関して、「あれは良いことだと思う」あるいは、「あれは適切でないと思う」と、自分自身の行為を、それを象徴に捉えて、「そういう人間」みたいに十把一絡げ的に言われても、「それはそうですよね」「それもそうですよね」としか返すことができない。
 もちろん、各々に対して理想の姿というのは持っているわけだけれど、それをあえて外している場合もあるし、それに近い手段を採ることもある。そのように、環境の違いによって変えている選択肢を、総じて「良い」とか「悪い」と言われても、「そんなに良いでしょうか」だし「そんなに悪いでしょうか」となる。一般論としては、善し悪しを客観的に、そしてある程度正確に判断するには、少なくとも、その環境を知る必要があるし、それぞれの環境を比較する必要はあるとは思う。




7月16日(木曜日)
 雨の予報に変わり、そして、朝から雨。梅雨明けを発表する前は、雨のマークが着いていた日。3日前の予報の通りになった。24℃を割っていて、少しだけ涼しい朝。
 あまり立ち止まって考える時間や余裕がなく、惰性で動いているような日。まあ、こういう時期があっても、それほど不自然ではないだろうな、と淡々と。対内的には、機嫌が悪い日が続いている。外向けには、ほとんど影響ない。他人に向けてのアウトプットを減らしているからだ。
 先日、どこかで目にしたブログに関わる記事に、「自分の意見を発信したいから」「読んでもらいたいから」という意思の男性が多い、というのがあった。そのような思惑で、よく続いているな、と感心する。男女関わらず、他人のブログは、最初から最後まで、しっかりと読んでいる人は少ないだろう。タイトルを見て、写真があれば写真を少し眺め見て、目に留まるような言葉がなければ、それで終わり、という見方が圧倒的多数では。女性が書く内容であれば、もう少ししっかりと読んでコメントできる内容を探す、という男性は、居るだろうけれど。あまり知らない異性への、興味本位的行動の象徴だろうな、と観察される。僕の場合は、実際に会ったり、同じ仕事をしていたりした人の、つまりは、詳しく知っている人の文章しか、読まない。そもそも、あまり他人に興味がない質なので、知りもしない人には、もっと感心が湧かない、ということ。当然、知らない人に自分の文章を読んでもらいたい、という気持ちもない。
 少し話しは変わるけれど、プロの作家であれば、少なくとも、ある一定数の読書を意識して書いているのだし、読み手も、プロの作家だから読む、ということになる。一般的には、その辺りに境界線がある。だから、本という形になっているとか、書店で売られている、とか、そういうツールに拘らなければ、常に一定数の読者が存在して、それを意識して書いている人は、特に今の時代は、「プロの作家だ」としても、そう大きな違いはないだろう。ツールの自由度が増す、簡単になる、一般化する、という動作は、立場の境界を曖昧化する方向性に作用する。




7月17日(金曜日)
 四捨五入すると、25℃の朝。時折、雨粒も落ちてくる。週間予報を見ると、やはり、それまでの晴れベースのものから、曇りベースのものに変わっている。良いタイミングに梅雨明けを発表したと思う。関東以外の地方は、今後の梅雨明けの発表に苦慮するのだろうな、と想像。「梅雨明け十日」というような教科書的な梅雨明けを狙っているとそのタイミングがなかなかない、近年、そのような傾向にあるようだ。
 昨夜は、僕の前職の先輩を招いての会合。いつもの焼き鳥屋へ。しかし、店に入ってから30分くらいで、店の半分のブレーカが落ちて、半分が暗くなった。幸い、僕たちが座っていた方は、灯りはついていたが、エアコンは停止の状態。初めの頃は、余っていた涼しさでそれほど不快ではなかったけれど、次第に、我慢が必要な状況に。仕事柄、ブレーカを見にいってアドバイスをしたけれど、古い店舗の構造で、原因が解らず。1時間ほどして、修理の人が到着して、およそ、10分間、完全に店内が真っ暗になって、回復。我慢して、お店を変えないでいた甲斐があった。5時間ほど居て、お開き。
 今日は、昼頃に家を出て職場に向かおうと思っていたが、ある業者の方からケータイに電話が入り、その懸案事項を片付けるために、予定よりも早めに支度をして出勤。その後は、メールチェックとそのリプライを何件か。夕方過ぎから、数名での会合の予定が入っていたので、それに向けて、雑務を片付けた。している事自体は、大したことはないが、隙間はほとんどない。予定通りに職場を出て、タクシーで東の方向へと移動。わざと、待ち合わせの店の遠くで降りて、都心部の街中を少しだけ歩いた。予定の時間に4人全員が揃い、会合。僕が提案しての、初めての組み合わせ。もちろん、いろいろと理由があってのこと。その中の1名は、最近、世間で有名になったある人の、元同僚だったりする。僕がいる組織の中では、上から2番目の人でもある。4時間ほど、様々な話をして、お開き。僕と、頻繁に会合をしている人2名で、次の店へ。 夜半過ぎに店を出てタクシーで帰宅。最近、タクシーでの帰宅が多いが、8月から9月にかけては、そのような機会はほとんどないだろう。
 家に着いて、観葉植物に水をあげた。どれも葉を増やしているので、水の消費が速いみたいだ。パキラの落葉も、落ち着きつつある。新しい葉も、出始めている。出すのだったら落とさないようにすれば良いのに、という発想は、極めて人間的であり、また、人間らしい動作。どちらが自然かは、明らかではある。こう書いても、哲学的な大きな意味合いはないのだけれど・・・。




7月18日(土曜日)
 最高気温がそれほど上がらないわりに、朝の気温も下がらない。なかなか移動しない雲によってフタをされいる、容器の中に居るみたいだ。25.3℃の朝。
 いつもより早くに家を出て、職場へ。日曜日にすることが多い仕事が、今週は土曜日にある。電車中から見える多摩川の河川敷には、テントやいろいろな道具が沢山並べられている。花火大会の当日だったことを思い出した。
 仕事を終えて、最寄り駅に行くと、既に、いつもの雰囲気とは違う。浴衣を着ている女性や子供連れの大人が多い。平日の夕方並みに込んでいる電車は、ダイヤも乱れていた。先頭車両の最前部に乗り、迫ってくる景色を眺めた。特急に乗っていたが、いつもよりゆっくりと走る車中からは、どの駅にも沢山の人が待っている光景が見られた。それもやはり、いつもよりもカラフルに見える。定刻の倍近い時間をかけて、途中の大きな駅に到着。花火大会方面の電車は、既に満員。同じように少しだけ空きがある先頭車両の最前部に乗り換えた。開場の河川敷には、もの凄い人。僕なんかは、この、人の多さを目にするだけで、間近で見物しようという気が完全になくなる。辛抱強い人が沢山いるものだな、としみじみ。
 実は、自宅のすぐ近くに、小さいながらも花火を見物できるスポットが沢山あるが、体調が少し悪かったので家を出ず、音だけを聴いた。映画も見られず、10時にはベッドに入った。少しだけ本を眺めて、就寝。



7月19日(日曜日)
 久しぶりの7時間以上睡眠。いつもより少しでも長く寝ると、やはり体調は良い気がする。朝6時の気温がすでに25℃以上。朝らしい涼しい空気は期待できない。日中は、雲が多いわりに、気温はかなり上がった。空の面積だけが、夏本番らしくない。
 朝食後は映画を続けて2本観た。シリーズものの有名な作品を1つと、そうでないものを1つ。1本目はBDにダビング(移動)し、2本目は見終わった直後に消去した。それ以外に、貯まっていた作品70GB分をBDにダビングした。この連休中に150GBくらいの容量を空けておかないと、明後日以降の3週間は、ゆっくり映画を観ている時間がないからだ。昼過ぎには図書館へ。文庫サイズの本は、最近ネットで購入しているので、新書や単行本サイズの本ばかりを借りた。久しぶりに図書館に隣接するカフェで簡単な昼食。数ヶ月ぶりに入店したら、改装されていていた。それほど大きな店ではないが、中央に大きな仕切りがあって、図書館側は、借りる手続きをせずに利用できるスペース、その反対側は、隣接する施設を利用する人が入るスペースになっている。ここにも何度か書いたと思うが、静かな利用を促す掲示がされているにも関わらず、その施設の利用者が、かなり大声で話をしている傾向にある。やはり、図書館の利用者からクレームがあったらしく、背の低いパーテションがあるだけの開放的な感じだったが、方々がガラスに覆われ、話し声が図書館側に漏れないようなデザインに変わった。
 ルールを守らない、周囲に配慮をしない人によって、本来の目的、本来のデザインが大きく変えられていく、というのは、社会全体で散見されることではある。理想ばかりを並べて、そればかりを追求することも限界はあるけれど、個人が自分自身に関わる権利だけを、過度にいろいろと主張しはじめると、結局は、自由は束縛されていく。とりわけ、自由であることに価値がある事項である場合、その価値も失われていくわけである。
 夕食後は、再び映画を1本。30年程前の作品のリメイク。まあ、リメイクだな、という作品。