君が代アカペラのススメ

into-the-sky2007-12-23

 昨日の日中は、結局6℃くらいしか気温が上がらなかった。夕方になって雨が降り出し、気温が徐々に下がり始めて、夜10時には4.3℃、深夜1時で3.9℃。雪にはならない降下ペース。今朝起きて履歴を調べたら、その後、およそ1℃上がりましたね。暖気の入らない奥多摩では雪だったのでしょう。

 予告通り昨日は午後に、半年ぶりの長風呂に浸かる。うーん、やはり気持ちが良いですね。同じお湯を浴び、同じ洗剤で体を洗っていても、長く湯に浸かるというだけで、皮膚が刺激を受けているみたい。長く浸かりましたって感じの感触になります。木々の葉もすっかり落ちて、風呂の出窓からは遠くの景色が望めます。部屋に取り付けるような普通の出窓だし、磨りガラスでもないし、浴槽のフチの際まで、窓のラインが下がっているので、近くの街路を行く人達には、場合によっては、お見苦しい光景になってしまう。窓を開けているので、ガラスが曇らないし、ブラインドもありますけれど、全開だしね。視程が良い日だと、遠くの山々も見えます。
 まあ、このように書くと自慢に聞こえるかもしれない。けれど、このために、一軒家を建てたようなもの(ちょっとオーバーか)だし、お金もそれなりにかけた部分ではあるのです。だから、快適で当然。自慢ではなく、必然です。努力して良い結果が出ても、それを話している本人にとっては、当たり前なわけで、むしろ、思い通りの結果になってホッとしている、そんな程度でしょう。それを聞く周囲の他人の解釈とは違っているのです。努力もしないで適当に過ごして、周囲にドップリと依存して、あたかも自分だけの手柄のように体現する。これこそ、自己満足であって、荒唐無稽な自慢です。しかも、周囲は冷静にそれを理解していて、すっかりバレている。ここまでくると、完璧で華麗な自慢でしょうか(皮肉です)。ちょっと、辛口だなあ(遠望)そして(微笑)。

 たとえば「カラオケはこの中で一番上手いよ」だなんて、みずからが平気で超自慢モードに入ってしまう人もいますね、たまに。一番だなんて聞くと、嫌みには感じず、逆に心配になっちゃうんだよなあ。大丈夫かなってね。歌っているときは自分に酔うなんてこともあるのでしょうが、そうでないときに、そのように言えるって、スゴイナって思いますね。そういう人って、仲の良い友達か自分の後輩としか、カラオケに行かないのでしょう。きっと。
 以前、仕事で、素人が歌ってプロが審査する、という番組に携わっていて、1年間で数えきれない人の歌とその評価を聞いていて、どのような歌い方や発声が、上手なのか下手なのか、思い知らされた、といか、良い勉強になったわけです。そこでは、大抵、カラオケ的歌唱力はことごとく否定されていましたね。物まねでもなく、喉だけで変に声を作るのでもなく、単純に綺麗に歌い上げるのでもなく、音譜を忠実に再現する、歌詞を読み込む、これだけ。まあ、僕はカラオケはやらないから、こうして書いているほど、関心もないですね。好きな人が好きにやれば良いし、「自分が一番だ」と超自慢の人を見ても、何ら差し支えなし。好きにイっちゃってください。
 ただそんな人に一言、言わせてもらえば(まだ言うか)、ブレスもテンポもラインも歌詞も難しい、“君が代”をアカペラで歌うことをオススメします。歌唱力が自明となるでしょう。