タイトルという標識で・・・

into-the-sky2007-12-01

 薬師丸ひろ子の曲を聴きながらの土曜日の夜です。いわゆるアイドル全盛期の時って、歌唱力はイマイチっていう人が多かったですよね。たとえば、松田聖子氏はその中でも、歌は上手いと称された人だったでしょうか。それを負うようにして出てきた人は、そうでもないな〜と思っていた子供の頃。松田氏とは、その随分あと、一緒に仕事をしたわけですが、生声もやはり上手かったですね(しみじみ)。
 けれど、その中でも、声で歌を聴かせる人がいて、それが薬師丸氏だったわけです。あの独特の声は、当時からそして今でも、聞き入ってしまいますね。本人は歌を歌うということがとても嫌いで、その自身の無さみたいなものが、にじみでていたでしょうか。返って、その気力が声や歌全体に表現されていたのです。だから、昔の音源の、つまり彼女の若い頃の歌ほど、魅力を感じる。あどけなさ、とも違う、かぼそさとも違う、全体に“切なさ”の投影だったような気がしますね。・・・とちょっと珍しい話題を出して、珍しく固有名詞を載せておきましょう。

 さて、今日から12月。自宅の最寄りの駅前にも青いイルミネーションが施されています。飾り付けだけだったクリスマスも、ここ数日では流れてくる音楽もクリスマスしていますね。恋人達のクリスマスなんて茶飯事なわけで、若者の割合が減り続けている昨今では、盛り上がり方もなんとも頭打ちな様子が散見されるわけです。
 クリスマス商戦なんていう言葉も常套になっているのですが、商戦と言う程、売り上げが増えているのかな、と遠望。そのようなタイトルを掲げることでの、重畳効果を狙っているのでしょうか。今は、手段を選ばず買い物ができるわけで、流行やその情報にも依存しないという人も増えているのです。とりあえず、標識を出しておけば、何となく、その方向には進むのではないか、という希望的幻想的観測によるものの象徴と言えるでしょうか。まあ、でもサンタクロースは、実際にいるのですけれどね(断定)、と、唐突に。
 これからは、団塊世代より下のサラリーマン向けのクリスマスとか、高齢者の方々向けのクリスマス商戦を考えた方が、儲かるでしょう。まあ、半分皮肉ですけれど。

 駅前の、というよりか、改札の前にできた巨大なレンタルビデオショップですが、ユーザ登録をする人が絶えない毎日です。周囲には、都内で最も多い児童数をかかえている小学校もあり、コンテンツは子供向けのものがかなり多いですね。一時は、冬の長期休暇に向けて、会員になろうかとも考えましたけれど、優先順位的には、かなり後ろにレンタルビデオ視聴があって、とても時間が及ばない様子なのです。そのまえに地上波テレビ放送を見なければ・・・。
 でもね、仕事に関わるから、という動機だと、ダメ。10月頃に決めた、テレビ視聴若干回帰宣言も、達成されず。結局、時計代わりの朝のNHKニュースのみ。いかんよ<自分。さあ、奥さまは魔女でも見るかな〜(わくわく)。
 明日は早朝出勤。一度職場によってから、現地に向かいます。一日中、暗くて狭い場所で、若い人の文化に触れる日曜日に。