暗い夜も明るく〜〜

into-the-sky2005-03-11

写真はもう幾度と無く取り上げされていただいている京王電鉄相模原線若葉台駅北口に完成間近の若葉台新都市センタービルです。今週に入り受電開始から夜間明かりが灯る様になりました。
隣接したロータリー西側にあったコンビニエンスストアファミリーマートが一時休業して寂しい駅前になっていましたが、新都市センタービルの建設用の足場が取れ明るくなりました。もちろん、本体の明かりが点けばそれだけで明るくなるのは当然ですが、それだけではないんですよね。実は建物自体がロータリー内の街灯に照らされ、それが反射板となって柔らかい光がロータリー自体に返っているんですね。
実はこの反射は、映画やテレビ番組のドラマの照明で使う芸当なんです。光源からの直光だとそれがいくら弱い照度であっても影が出てしまうんですが、それを白色の発泡スチロールの“カッポク”と言われているものに光をあてて反射で返すと、陰影がかなり薄まりマイルドな照明になります。人間の目の明感度に比べてテレビカメラ等のそれはかなり極端なんですよね。従って、人の目でやや暗く見える影などの部分はカメラを通ると極端に暗く黒く写しだしてしまう性質があります。本来であれば自然に生じる“影”もテレビなどの世界では、影らしく見えるよう影自身を作り出しているけ訳なのです。最近では個人の家でも間接照明が一般的になりましたよね。陰影差が少ないマイルドな灯具や環境によってもたらされる環境は、人間の心を落ち着かせる心理的情緒的効果もあるとされています。
前置きが長くなりましたが、そのような理由でロータリーのほぼ全体が柔らかい反射の恩恵を受け、僅かながら明るくなっていると言うわけです。
これに開業を向かえ音楽教室や学習塾などが開講すると宵の内は子供たちも沢山行き来することになりますよね。そうなると今度は雰囲気も明るく活気も出てくるのでしょう。
一方、ロータリー東側もそろそろ明るくなる兆候が現れ始めていますね。当ダイアリではあえてまだ具体的に触れていないのですが、現在の構想では平成18年度中にロータリー周辺であるプロジェクトが一つ完成を迎えますから、これにより今後は更に明るくロマンチックな駅前になるでしょうね〜〜。